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文教警察常任委員会(令和5年12月14日)
文教警察常任委員会委員長報告
委員長 高井 俊一郎
文教警察常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、付託議案の審査についてでありますが、第118号議案「令和5年度群馬県一般会計補正予算」及び第134号議案「群馬県公立学校職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例」に関して、人事委員会勧告に則って改定する給与や勤勉手当が増となる金額や、勤務成績と勤勉手当の関係、職位ごとの増額幅、勤勉手当の対象となる会計年度任用職員、引き上げによる初任給の額等が質され、職員が働きやすい職場づくりが要望されました。
以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
続いて、「特別支援学校・学級等への教員等の適切な配置を求める意見書」の発議であります。特別支援教育を受ける児童・生徒は年々増加しております。また、今日、子どもたちの多様性を尊重するインクルーシブ教育システムの構築が求められており、そのためにも特別支援教育のさらなる拡充が必要です。よって、特別支援学校・学級等への教員をはじめ、コーディネーターや医療面、デジタル技術面などの専門家の適切な配置等に向けて、財政措置を含めた特段の措置を講じるよう、国に要望するものであります。採決の結果、全会一致をもって、本委員会から発議することに決定いたしました。
このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
はじめに、教育委員会関係では、
- 部活動の現状と地域移行や少子化を踏まえた今後のあり方について
- 1人1台端末のBYOD移行に関して、
:購入支援金の公表について
:貸与していた端末の活用について - 高等学校における自殺対策危機対応チームの状況について
- 非認知能力の育成にかかる具体的な取組について
- インクルーシブ教育の推進について
- 県立特別支援学校に関して
:スクールバスの乗車について
:体育館への空調設備設置について
:高等部の1人1台端末について - 専門高校における先進的な取組及び民間との連携について
- 栄養教諭による個別指導について
- 学校におけるヤングケアラーへの支援について
- 特別支援学校・学級の充実に向けた教員等の適切な配置、センター的機能の強化、教諭免許状取得への支援について
次に、警察本部関係については、
- 認知症の行方不明者に対する県警察の対応及び自治体との連携について
- サイバー人材の育成について
- あおり運転の取締り状況及び今後の取締り方針について
- 被留置者の健康管理及び医療上の措置について
- 中央児童相談所に少年サポートセンターが移転した経緯及び期待される効果について
- エスコートゾーンの設置状況及び今後の設置方針について
- 交差点における右折矢印信号機の設置状況、設置基準及び今後の設置方針について
- ドローン配備にかかるクラウドファンディングの結果と配備見込みについて
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。