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環境農林常任委員会(令和5年12月14日)
環境農林常任委員会委員長報告
委員長 森 昌彦
環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、付託議案の審査についてでありますが、第142号議案「令和5年度群馬県一般会計補正予算」に関して、県産ブランドニジマス 養殖用配合飼料 価格高騰対策支援事業における現在の養殖業者数や補助対象要件など具体的な内容について質疑されるとともに、補助対象外となる養殖業者への対応についても検討するよう、要望されました。
また、ギンヒカリ冷凍試験費補助における冷凍保存研究について質疑されました。
次に、第137号議案「指定管理者の指定について」に関して、「群馬県野鳥の森施設」の建物の老朽化への対策や年間入場者数、アクセス道路の整備について質疑されるとともに、SNSを活用したPRの強化と展示物の見直しなども検討するよう、要望されました。
以上をふまえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
まず、農政部関係では、
- 生産資材の価格高騰対策について
- 県産農畜産物の動画配信によるPRと海外の輸入規制の状況について
- 果樹の品目転換に係る補助事業について
- コンニャク農家の現状と支援策、及びコンニャク製品の輸出状況について
- 特定家畜伝染病対策について
- 県産有機農産物を使用した学校給食の取組について
- 群馬県農畜産物等輸出促進戦略の策定について
- 産直ECサイトを活用した生産者支援について
- 新規就農者の現状と支援について
- 県産米の消費拡大に対する県の考えについて
- イノシシを捕獲する「ネット式囲いわな」について
次に、環境森林部関係では、
- 県内にある3つの国立公園の歩道の維持・管理の現状について
- 尾瀬国立公園の入山者数や外国人入山者に対する情報発信について
- クマ出没による被害状況や今後の対策などについて
- 有害鳥獣被害対策に関するICT技術導入の支援について
- 令和5年度わな猟「初心者」講習会の取組について
- 原木しいたけの放射性物質に関する現在の影響や生産者への支援について
- ぐんまプラごみ削減取組店登録制度について
- 大同特殊鋼株式会社及び東邦亜鉛株式会社のスラグについて
- スギ花粉対策の取組状況について
- 製材工場誘致の進捗状況について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。