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産経土木常任委員会が県内調査を実施しました(令和3年4月21日)
1 調査目的
閉会中の委員会活動として、観光物産の振興及び交通対策について調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。
2 調査期間
令和3年4月21日(水曜日)
3 調査項目
(1)低速電動コミュニティバス(通称MAYU)(桐生市)
群馬大学理工学部を核とした環境関連の産学官連携プロジェクトの取組の一環で開発された「低速電動コミュニティバス(通称MAYU)」は、環境に優しい低炭素型スローモビリティとして、全国的にも注目されています。
全国に先駆けて実証試験が実施された桐生市では、「地域力による脱温暖化と未来の街-桐生の構築」プロジェクトの一翼を担い、低速電動コミュニティバスを所有する株式会社桐生再生に運行を委託し、現在は、桐生新町を中心とする重要伝統的建造物群保存地区や動物園・遊園地とまち並みを巡回するコースで観光誘客の促進に寄与しています。また、交通条件不利地域の暮らしの足の運行モデルとしても期待されています。
ついては、低速電動コミュニティバスの活用状況について調査を行いました。
MAYU前にて
(2)桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(桐生市)
約400年前に天満宮を起点としてできたまち並みで、現在でも、江戸末期から昭和初期までの織物産業の繁栄を象徴する土蔵や町屋、のこぎり屋根工場、れんが倉庫など様々な歴史的建造物が多くみられ、当時の土地の区画(敷地割)もよく残されています。桐生の歴史を今に伝える市民の財産として、本町一丁目及び二丁目の全域並びに天神町一丁目の一部は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、平成27年に文化庁から日本遺産に認定された「かかあ天下-ぐんまの絹物語」の構成資産の一つとなっています。
ついては、歴史的建造物を生かした観光誘客の取組について調査を行いました。
四辻の齋嘉(よつじのさいか)で説明を受ける様子
4 出席委員
委員長:星名建市、副委員長:相沢崇文
委員:中沢丈一、委員:後藤克己、委員:岸善一郎、委員:酒井宏明、委員:藥丸潔、委員:井田泰彦、委員:神田和生