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総合計画に関する特別委員会(3月19日)
総合計画に関する特別委員会 委員長 中沢 丈一
委員長 中沢 丈一
総合計画に関する特別委員会に付託されました第53号議案「新・群馬県総合計画(基本計画)の策定について」の審査経過と結果等について、ご報告申し上げます。
本委員会は、令和元年第3回前期定例会において設置され、「次期総合計画の策定に関すること」を付議事件として、慎重に審査を重ねてまいりました。
令和2年第1回定例会までの審査経過及び「新・群馬県総合計画(ビジョン)」の審査経過と結果につきましては、昨年3月18日の中間報告及び12月15日の委員長報告のとおりであります。
「新・群馬県総合計画(基本計画)」につきましては、検討の段階から、本委員会において、活発な議論が行われてまいりました。
令和2年第3回前期定例会においては、基本計画の素案が示されたことを受けまして、
- 地域版県民アンケートの結果について
- 県民意見の反映について
- KPI設定の考え方について
などの質疑が行われました。
続いて、11月6日、10日、11日の3日間にわたり、各部局の部課長等の出席を求めたうえで、基本計画に関する集中審査を行い、計画の全体概要のほか、第3章「ビジョン実現に向けた7つの政策の柱」及び第4章「分野別・SDGs別重点施策」の記載内容に関して、各部局の考え方について質疑されるとともに、多くの意見や要望が述べられました。
令和2年第3回後期定例会の委員会では、まず、各地域の振興局長及び行政県税事務所長に出席をいただき、基本計画第5章「地域の土壌と施策展望」に関する審査を行い、
- 地域の課題や要望の反映について
- 地域の主要な施策や将来展望について
- 各地域の「官民共創コミュニティ」のイメージや方向性について
などの質疑が行われました。
さらに、これまでの委員会での質疑等を踏まえ、提示されました「基本計画案」に関しまして
- 表現方法の見直しについて
- KPI以外の評価方法について
- 第3章及び第4章の記載内容について
- 記載内容の整合性について
- パブリックコメントのスケジュール
についてなどの質疑が行われました。
今定例会では、3月8日開催の委員会において、基本計画の最終案に対し、
- KPIの目標年度について
- KPIと県民幸福度の関連性について
- パブリックコメントの意見に係る対応について
など、最終的な質疑が行われるとともに、
- 新・総合計画の普及啓発について
- 官民共創コミュニティ育成事業について
- 教育イノベーション・プロジェクトについて
- 新・総合計画と予算との整合性について
- 県民幸福度に係る指標の公表について
など、今後の計画推進に向けた質疑も行われました。
なお、同日の委員会におきまして、今定例会をもって、付議事件に関する審査を終了することを決定いたしました。
また、審査と並行し、3月10日にデジタル・トランス・フォーメーションやSDGs、グリーン・リカバリーなどに係る太陽誘電株式会社の取組を実地調査いたしました。
そして、3月17日に開催された委員会において、これまでの審査、調査を踏まえ第53号議案を採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、同日の委員会におきまして、審査終了に伴う委員会報告書の内容審査を行い、全会一致をもって決定し、過日、議長あてに提出いたしました。
以上、申し上げまして、委員長報告といたします。