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農林環境常任委員会(10月9日)
農林環境常任委員会 委員長 穂積 昌信
委員長 穂積 昌信
農林環境常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
はじめに、第102号議案「群馬県クレー射撃場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」に関して、群馬県安中総合射撃場における環境対策について質疑されるとともに、利用料金の減免対象の明確化について質されました。
次に、承第4号「専決処分の承認について」に関して、豚コレラ対策について質疑が行われました。
質疑では、まず、侵入防止柵設置事業の内容について質されました。
次に、国の防疫指針の一部変更に対する意見照会に係る本県の回答について質されました。
また、消毒ポイントの周知状況や通過車両のカバー率について質疑されるとともに、各生産者への飼養衛生管理の徹底について質されました。
さらに、県の豚コレラ対策の体制について質されるとともに、飼養豚へのワクチン接種について質疑されました。
さらに、野生イノシシ対策に関して、経口ワクチン散布について質疑されるとともに、捕獲重点エリアの設定方針について質されました。
以上の質疑を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は全会一致をもって、原案のとおり可決、承認すべきものと決定いたしました。
次に、「承第4号『専決処分の承認について』に係る附帯決議」の発議についてでありますが、国内での豚コレラの感染が拡大し、隣接県においても感染が確認されている状況にある中、豚コレラ対策については、専決処分の取組にとどまらず、野生イノシシの捕獲強化の財政上の措置を講ずることや、野生イノシシ感染が確認された段階で、飼養豚の早期出荷のための財政上の措置を検討することを強く要望するものであります。
本附帯決議については、全会一致をもって可決し、本委員会から発議するものであります。
引き続き行いました、請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
続いて、「豚コレラ対策の強化を求める意見書」の発議についてでありますが、国では、事態の収束に向け様々な対策を講じているものの、養豚農家や関係団体では不安の声が広がっております。
こうした中、豚コレラワクチンを接種する推奨地域については、飼育豚や野生イノシシでの感染が確認されている県に限定せず、接種を希望する県も対象とすることなど、豚コレラ対策の強化を国に対し強く求めるものであり、本意見書について全会一致をもって可決し、本委員会から発議するものであります。
このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
まず、森林環境部関係でありますが、
- 「21世紀の森まつり」の開催について
- ICTの活用などスマート林業の推進について
- 林業試験場における、再造林に向けた取組や早生樹(そうせいじゆ)への取組について
- エコ小野上処分場の鉄鋼スラグの調査について
- 東邦亜鉛(株)安中製錬所から搬出された非鉄スラグについて
- ぐんま緑の県民税事業の効果と実績や、市町村提案型事業の見直しについて
- 森林環境譲与税とぐんま緑の県民税との使い分けについて
- マイクロプラスチック対策について
- クビアカツヤカミキリによる被害と対策について
次に、農政部関係では、
- カワウのシャープシューティングについて
- 農業用廃資材の処理について
- 日米貿易協定による本県農業への影響について
- 種子法廃止による影響と種子条例の制定に対する考えについて
- 女性農業者・家族経営協定について
- 花き振興と東アジアへの花き輸出について
- 畜産クラスター事業について
- 指定管理者による公の施設の管理運営状況について
- 農振除外手続きの迅速化の状況について
- 平坦地における葉物野菜の鳥による被害とその対策について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。