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県産木材の利用促進に関する提言 県産品需要拡大特別委員会(平成31年3月7日)

 平成30年第3回定例会において、当委員会から発議を行った「林業県ぐんま県産木材利用促進条例」が全会一致で可決・成立し、平成31年4月1日から施行されることとなった。このことにより、本県も県産木材の利用促進に向けて、より一層弾みが付くこととなる。
 条例の趣旨を実現するためには、条例を制定したことに留まらず、その目的に則した具体的な事業や施策も同時に行わなければならない。
 そこで、以下の事項にも留意し、条例の趣旨の実現に向けた取組を行われたい。

  1. 平成31年度においては、県産木材の利用促進に関する指針の策定を速やかに行うこと。
  2. 県内で集成材やCLTを供給できるようにするため、それらを生産・加工する高次加工工場の新設の可能性について、調査・研究を継続すること。
  3. 県産木材の活用事例を県民にもわかりやすく伝えるため、県産木材を利用したモデルルームやモデルハウスの建設等、「見える形」での情報発信を行うこと。
  4. 公共建築物等への県産木材の利用拡大に向けて、利用方法や木材加工技術も含めた研究開発を進めること。
  5. 県民等に広く県産木材の利用についての関心と理解を深めるため、8月の県産木材利用推進月間をはじめ、毎年開催される「群馬県植樹祭」及び林野庁が定める10月の「木づかい推進月間」等の「木」に関連する機会を捉えて、県産木材の普及啓発に努めること。

 以上、提言する。

 平成31年3月7日

群馬県議会県産品需要拡大特別委員会

 群馬県知事 大澤 正明 様


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