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環境農林常任委員会(6月18日)
環境農林常任委員会 委員長 高橋 正
委員長 高橋 正
環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、付託議案についてでありますが、第123号議案「平成30年度群馬県一般会計補正予算」をはじめ、本委員会に付託されました各議案に関して慎重審議のうえ採決した結果、各議案はいずれも全会一致をもって、原案のとおり可決・承認すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました、請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
続いて、「温泉旅館業に係るほう素及びふっ素の排水規制に関する意見書」の発議についてでありますが、平成13年に水質汚濁防止法の排水基準に「ほう素」と「ふっ素」が追加されましたが、温泉を活用する旅館ではその処理対策が困難なため、現在、平成31年6月30日までの暫定基準が設定されています。
群馬県の温泉は48パーセントが自噴泉であり、「ほう素」と「ふっ素」は自然由来であること、また未だ低廉で実用可能な処理技術も確立されていない状況にあることから、製造業等と同一基準での対応は、中小零細経営の旅館業にとって経営を継続できない負担増になりかねません。
ついては、暫定排水基準を平成31年7月1日以降も継続することを、国に強く要望する本意見書について、全会一致で可決し、本委員会から発議するものであります。
この他、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
まず、環境森林部関係でありますが、
- ぐんま緑の県民税の継続及び森林環境譲与税(仮称)について
- 野生のコシアブラ、タラノメの放射性セシウム検出の状況について
- スギ赤枯病への対応について
- 森林経営管理制度について
- 鳥獣被害の状況及び対策について
- クレー射撃場の改修及びライフル射撃場整備について
- 県産木材の輸出について
- アスベストを含む建物解体現場での対策や指導状況について
- 林業における素材生産性と担い手の現状について
- ぐんま緑の県民税を活用した事業について
- ぐんま緑の県民税の検証について
- 前橋バイオマス発電所について
- 大同特殊鋼の鉄鋼スラグ問題について
- ESCO事業の状況について
- 小水力発電有望地点調査について
- ぐんま百名山の活用について
- 再生可能エネルギーの状況について
- 尾瀬におけるニホンジカの捕獲について
- 産業廃棄物処理施設における公共関与の在り方に関する検証の進捗状況について
- 有害鳥獣捕獲の担い手確保について
次に、農政部関係については、
- 農業分野における外国人技能実習生について
- 農畜産物等の輸出について
- 全国野菜園芸技術研究会群馬大会について
- 農業分野におけるドローンの活用について
- 台湾で開催される花の博覧会「台中フローラ」への出展について
- 特別支援学校との農福連携の取組について
- 土地改良法改正の概要について
- キュウリ生産量日本一への取組について
- 農業での外国人材の雇用について
- 鳥獣被害対策の取組について
- 種子法廃止について
- TPP11の本県への影響について
- 多面的機能支払制度について
- 農業次世代人材投資事業について
- 地理的表示(GI)保護制度について
- 旧境町トレーニングセンターの状況について
- 農業経営の第三者継承について
- 農福連携の取組状況について
- 環境保全型農業の推進について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。