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「群馬よいとこ観光振興条例」についての提言 発議条例等の検証に関する特別委員会(平成30年3月15日)

 「群馬よいとこ観光振興条例」は、観光についての施策を展開し、群馬県の観光を、県民にとっても訪れる人にとっても、あたたかく安らぎのあるものとすることを目的として平成26年に制定された条例である。
 観光に関する日本を取り巻く環境も日々変化しており、平成28年の1年間に日本を訪れた訪日外国人の人数は、統計開始以来、過去最多となるなど、外国人旅行者への対策も看過できない状況にある。また、平成28年から過去5年間の群馬県を訪れた県外観光入込客数は、約2千6百万人前後とほぼ横ばいの傾向が続いており、県外からの誘客の取組は引き続き行う必要がある。
 ついては、今後事業の実施に当たっては、以下の事項に留意されて取り組まれたい。

  1. 台湾へのセールスプロモーションとともに、シンガポール及びマレーシア等のASEAN諸国や、オーストラリア、欧米へも広くPR活動を行うこと。
  2. 観光地や宿泊地の公衆無線LAN(Wi-Fi)の普及・整備への支援を行うなど、本県滞在時における快適性を向上させ、訪日外国人旅行者の誘客体制の強化を図ること。
  3. 2020年東京オリンピック・パラリンピックという好機を活かし、ホストタウン予定地が所在する市町村と連携し、群馬の魅力の発信を行うこと。
  4. 自然資源を活用して健康増進を図るヘルスツーリズムの、県内温泉地への拡大を図ること。
  5. 上野三碑と富岡製糸場等の上信電鉄沿線の歴史文化遺産について、県、関係市町村が連携して、沿線に所在している優位性を活かした周遊観光ルートづくりに取り組むこと。
  6. 「富岡製糸場と絹産業遺産群」と「日光の社寺」の二つの世界遺産の連携を図るなど、広域的な観光振興の取組を推進すること。
  7. 最上級の「すき焼き」の素材やギンヒカリをはじめ、高品質な農畜産物がそろう本県の食の魅力を活かした取組を継続して行うこと。
  8. 矢木沢ダム、八ッ場ダム等の水に関連した施設を、「水源県・群馬」ならではの観光資源として活用すること。
  9. 群馬県には、全国的にも世界的にも有数の企業の工場が多く所在していることから、工場や製造現場の見学等、産業観光資源を活かした観光にも力を入れること。

以上、提言する。

平成30年3月15日

群馬県議会発議条例等の検証に関する特別委員会

群馬県知事 大澤 正明 様


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