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厚生文化常任委員会(10月11日)
厚生文化常任委員会 委員長 金井 康夫
委員長 金井 康夫
厚生文化常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、付託議案についてでありますが、第95号議案「平成29年度群馬県一般会計補正予算」に関して、生活文化スポーツ部関係では、「自然史博物館海の学びキット」について、制作数と昨年度に制作したキットの活用状況について質されました。
また、こども未来部・健康福祉部・病院局関係では、障害児(者)歯科医療体制整備について、診察台の設置費用や整備スケジュール及び他の診察台の更新時期について質されました。また、保育士等キャリアアップ研修について、県内の受講対象者数や研修の実施方法について質されました。続いて、東部児童相談所の移転整備について、整備の必要性、一時保護所の定員超過人数及び専門職員の人材確保、また、地元からの陳情に対する今後の対応について質疑されました。
次に、第108号議案「動産の取得について」に関して、タミフルの購入について、備蓄薬の使用期限や使用実績、また、備蓄目標量や契約方法についても質されました。
続いて、第109号議案「損害賠償の額を定めることについて」に関して、県立心臓血管センターにおける医療行為による損害賠償事案について、実施した中心静脈カテーテルの入替え処置の難易度や今後の処置体制等について質疑され、再発防止を徹底するよう要望されました。
以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託された各議案は全会一致をもって、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
また、引き続き行いました請願の審査結果でありますが、厚生文化第13号の請願について、取下げ願いを全会一致で承認したことなど、お手元に配付の報告書のとおりであります。
続いて、「精神障がい者の交通運賃割引制度の適用を求める意見書」の発議についてでありますが、障害者基本法が改正され、精神障害者も「障害者」と規定されており、障害者差別解消法は「差別の解消」を宣言しているところ、障がい者が移動をする際には、公共交通機関は必要不可欠なものとなっているが、現在、身体・知的障がい者に適用されている交通運賃割引制度から精神障がい者は除外されているため、精神障がい者においても身体障がい者及び知的障がい者と同様に、交通運賃割引制度の適用対象とするように国に対し強く要望するものであり、本意見書について全会一致をもって可決し、本委員会から発議するものであります。
このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
まず、生活文化スポーツ部関係については、
- 群馬県ライフル射撃場の管理運営状況と施設整備について
- 古代東国文化サミットの実施方法及び東国文化の周知について
- えひめ国体における本県の順位状況と二巡目国体に向けた本県選手の強化について
- 指定管理者による文化施設の障がいを理由とする差別の解消対策について
- 「群響を考える懇談会」報告書や群響70周年記念ドキュメンタリー映画等について
- 大人の「上毛かるた」県大会について
- 生涯スポーツに対する支援について
- 消費生活相談の件数と内容及び犯罪被害防止における警察との連携について
- ぐんまマラソンでの応援アプリについて
- ぐんま県境稜線トレイルについて
- 新興スポーツイベントに対する県の支援について
- 上野三碑と山上多重の塔について
- 群馬県多文化共生推進会議について
- 県立近代美術館・館林美術館の運営について
次に、こども未来部・健康福祉部・病院局関係については、
- 東部児童相談所の移転整備について
- 脳脊髄液減少症について
- 各県立病院の現状と課題について
- ぐんま縁結びネットワークの実績について
- 住宅宿泊事業法の施行に向けた県の対応状況について
- 県庁での手話通訳者の設置状況や手話通訳者養成のための環境整備について
- 社会福祉施設等に対する指導検査等の実施結果について
- 障害者福祉施設における虐待について
- O157による食中毒事案について
- 公立碓氷病院の状況について
- 県立病院での医師確保について
- ひきこもり対策について
- 県立病院での栄養調理部門の委託について
- 医師確保修学研修資金の貸付け等について
- 福祉医療制度の在り方検討について
- 桐生地域におけるO157発生事案について
- 飼い主のいない猫対策支援事業の進捗状況について
- 水道ビジョン策定に向けた進捗状況について
- ふれあいスポーツプラザの利用料金について
- 看護師等修学資金貸与について
- 保育士確保の現状や対策について
- 病児・病後児保育について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げて委員長報告といたします。