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産経土木常任委員会が県内調査を実施しました(平成29年8月24日(木曜日))
1 調査目的
閉会中の委員会活動として、下記事項について調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。
- 中小企業の振興について
- 道路・橋梁の整備促進について
2 調査期間
平成29年8月24日(木曜日)
3 調査項目
(1)県道 高崎渋川線バイパス(3期工区)道路改築事業(北群馬郡吉岡町)
本事業は「7つの交通軸構想」に位置づけられており、吉岡町小倉から渋川市行幸田を結ぶ延長2,600メートルのバイパス事業です。現道は幅員が狭く、慢性的な渋滞が地域生活に大きな影響を与えている状況です。県では安全かつ円滑な交通を確保し、沿線地域の産業経済の発展を図るため、バイパス事業を進めており、事業完了は平成29年度末を予定しています。
ついては、事業の概要を確認するとともに現在の進捗状況について調査を行いました。
事業の進捗状況について調査
(2)株式会社 小金井精機製作所前橋工場(北群馬郡榛東村)
株式会社小金井精機製作所は1943年に航空機の部品加工メーカーとして創立され、1973年に前橋工場を開設しました。現在は、航空宇宙機器のみならず、自動車やオートバイ、半導体など精密機械加工分野の第一戦で幅広く活躍しています。なかでも高性能エンジン部品の試作・加工分野では、製品をF1やCARTにも供給しており、高い評価を獲得しています。
人材育成分野においてもグローバルな舞台で活躍できる技術者の養成に取り組んでおり、OJT・社内研修、海外研修、インターンシップなどを行っています。
ついては、エンジンをはじめとする精密機械加工製造業の動向や株式会社小金井精機製作所の取組について調査を行いました。
(株)小金井精機製作所にて
(3)株式会社 一倉製作所(北群馬郡榛東村)
株式会社一倉製作所は、昭和39年に創業し、プラスチックの金型製作から射出成形部品の生産を行っている企業です。主な製品としては、化粧品関連、自動車計器部品、自動二輪計器部品などが挙げられます。当社は開発から量産まで一貫して取り組める体制が整っており、製造業に求められるスピード、コスト面での優位性を持っています。現在では業種の幅を広げるため、医療機器製造業登録も取得し医療器機器分野での取引きも始まっています。また、県プラスチックス工業振興協会では、平成24年度から副会長を、平成28年度まで技術・異業種交流委員会の委員長を務めるなど、協会の活発な活動の中心的な役割を担っています。
ついては、中小企業の振興の参考とするため、プラスチック関連製造業の状況や株式会社一倉製作所の取組について調査を行いました。
(株)一倉製作所にて説明を受ける
4 出席委員
委員長:高橋正、副委員長:荒木恵司
委員:腰塚誠、委員:岩井均、委員:岩上憲司、委員:萩原渉、委員:角倉邦良、委員:大手治之、委員:金子渡、委員:加賀谷富士子