本文
スポーツ振興に関する特別委員会 平成29年3月7日(火曜日)
1.開催日時
平成29年3月7日(火曜日)10時00分開始 11時10分終了
2.開催場所
403委員会室
3.出席委員
委員長:須藤昭男、副委員長:星名建市
委員:南波和憲、委員:狩野浩志、委員:福重隆浩、委員:岩上憲司、委員:安孫子哲、委員:清水真人、委員:小川晶、委員:荒木恵司、委員:穂積昌信、委員:井田泰彦
4.欠席委員
なし
5.主な質疑
(1)稜線トレイルについて
南波委員
稜線トレイルについて、地元町村と県との役割分担はどのようになっているか。
藪原スポーツ振興課長
未開通部分については、登山道整備は県が行い、開通後の一般的な管理は中之条町が行うこととなっている。トイレや避難小屋の整備については、今後検討委員会で検討する。
南波委員
環境省との調整は、どこが主体で行っているか。
藪原スポーツ振興課長
県が中心となりスポーツ振興課と自然環境課が一体となって調整を行っている。
南波委員
今後も県が責任をもってやるのか。
藪原スポーツ振興課長
県が中心となって検討委員会で相談しながら進めていきたい。
南波委員
登山口や下山口における交通手段についてどう考えるか。
藪原スポーツ振興課長
他のトレイルでは、車を移動させる業者等が新たな産業として成立している事例もあるので、地元のアウトドア事業者を含め、検討委員会の中で検討していきたい。
南波委員
駐車場についてはどう考えているか。
藪原スポーツ振興課長
具体的な駐車場は把握していないが、温泉旅館の送迎や旅行事業者のツアー造成など法的な問題を含めて検討委員会の中で検討していきたい。
南波委員
森林管理署の林道について、森林管理署との調整はどうか。
藪原スポーツ振興課長
稜線トレイルとして使う部分は、国有林を借り受けるよう指導を受けており、現管理者が借り受ける方向で進めている。取り付け道路についてはよく調べて対応したい。
南波委員
林道併用の町村道として森林管理署と協議を進める必要があると聞いたがどうか。
藪原スポーツ振興課長
稜線トレイルとして使うことに問題がないよう、自然環境課とよく連携して進めていきたい。
井田(泰)委員
平成29年度におけるPR事業の具体的な内容はどうか。
藪原スポーツ振興課長
ドローンによるプロモーション映像について、業者をプレゼンで決定したいと考えている。著名人の講演会講師は決まっていないが、今年度は3月18日にシンポジウムを開催する。来年度も同様に多くの人に関心を持ってもらえる内容にしたい。登山者アンケートについても関係者とよく相談していきたい。
井田(泰)委員
3月18日のシンポジウムの参加は、まだ間に合うのか。
藪原スポーツ振興課長
今日の上毛新聞に広告が掲載された。新聞社で受付を実施している。
井田(泰)委員
現状の既存登山道は滞りなく管理されているのか。
藪原スポーツ振興課長
現状では普通に通ることができる状況ではあるが、県管理登山道の一部で老朽化している箇所があり、来年度予算で改修費を要求しているところである。
井田(泰)委員
関係自治体の負担が増大すると思うが、県としてのサポートについてどう考えるか。
藪原スポーツ振興課長
検討委員会の中でよく検討したい。
穂積委員
稜線トレイルについて、他県の事例はどうか。
藪原スポーツ振興課長
信越トレイルや高島トレイルではツアー造成等で利益を上げつつ、登山道整備を行っており参考にしていきたい。また、日本ロングトレイル協会への加盟トレイル数も増えてきている。
(2)県ライフル射撃場整備について
清水委員
県ライフル射撃場の雨漏り対策について、どのように考えているか。
藪原スポーツ振興課長
日程が合わず、今年度中の補修はできなかったが、8月の関東ブロック大会に間に合うよう4月早々から対応していきたいと考えている。
清水委員
状況を把握するため、雨天時に調査すべきと考えるがどうか。
藪原スポーツ振興課長
実際の状況をよく調査したい。
清水委員
ライフル射撃場に限らず、関東ブロック大会などの大規模大会は開催時期が分かるので、事前に必要な施設整備ができると思うがどうか。
藪原スポーツ振興課長
平成40年の国体もあることから、大規模大会に向けては必要な施設整備を計画的に進めていきたい。
(3)総合スポーツセンター内スポーツ資料館について
岩上委員
総合スポーツセンター内のスポーツ資料館について、近年資料が更新されていないが、どう考えているか。
藪原スポーツ振興課長
昨年秋に新しくなったと聞いたが、内容の未更新は把握していなかった。今後、スポーツ協会と相談しながら更新していきたい。
(4)スポーツ選手の県内企業就職について
狩野委員
スポーツ選手の県内就職を促進するための企業へのインセンティブについて、どう考えるか。
藪原スポーツ振興課長
選手が安心して競技生活ができる環境の整備には企業の協力が重要と考えており、今後設置される準備委員会で企業とも一緒になって検討していきたい。
(5)ALSOKぐんまアイスアリーナについて
狩野委員
ALSOKぐんまアイスアリーナの通年化に向けた調査はどうか。
藪原スポーツ振興課長
平成29年度にスケートリンク全体のあり方を検討することを考えている。全体の中で検討していきたい。
(6)国体招致について
荒木委員
国体の2巡目を招致するにあたり、昭和58年あかぎ国体の総括や課題、次開催に向けての申し送りはどうか。
藪原スポーツ振興課長
国体報告書の冒頭知事あいさつに、単なるスポーツの祭典に終わらせず、芸術文化の面にも力を注ぎ、国体を通して県民の団結の力が健康で文化の香り高い豊かな郷土づくりに大きく寄与したと記載されている。施設整備が進んだこと、競技力向上、地域特有の競技が根付いたこと、民泊で県民がもてなしを体験したことが効果として挙げられる。課題は引き継がれておらず把握できなかったが、今後の検討は、課題を認識しながら進めていきたい。
荒木委員
最近の国体における開催経費や財源内訳はどうか。
藪原スポーツ振興課長
長崎国体は、大会運営費54億円、市町村の施設整備費等188億円、県有施設整備116億円と聞いている。補助金については文科省3億8千万円、日体協1,500万円であった。
荒木委員
国庫補助が少ない原因は何か。
藪原スポーツ振興課長
毎年どこかで開催していることがあると思う。
荒木委員
国体開催の経済波及効果はどうか。
藪原スポーツ振興課長
長崎国体では、全体で678億円、内訳は施設整備による効果400億円、大会運営に係る効果122億円、参加者の観光消費156億円という試算がある。
荒木委員
群馬県へのリピーターを増やすような国体にしてもらいたいと思うがどうか。
藪原スポーツ振興課長
観光振興及び地域活性化につながる方向で取り組んでいきたい。
(7)スポーツと観光との連携について
安孫子委員
スポーツと観光とを繋ぎ合わせた取組について、観光部局との連携はどうか。
藪原スポーツ振興課長
スポーツと観光の連携は、稜線トレイルが目指しているところであり、全体調整はスポーツ振興課、PRは観光物産課が担当し、連携を取りながら進めている。
安孫子委員
群馬県は、東京から短時間かつ安価でスポーツと観光を楽しめる地域であることをアピールすべきと考えるがどうか。
藪原スポーツ振興課長
ググっとぐんま観光キャンペーンのテーマとするなど、観光部局も同様の認識をしており、稜線トレイルをきっかけに広がっていくものと考えている。