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厚生文化常任委員会が県外調査を実施しました(平成29年7月25日(火曜日)~27日(木曜日))
1 調査目的
閉会中の委員会活動として、下記事項について県外調査を実施し今後の本県施策の進展に役立てます。
- 少子化対策・青少年健全育成の推進について
- 社会福祉・社会保障の充実について
- 保健医療対策の充実について
- 生活衛生対策の充実について
2 調査期間
平成29年7月25日(火曜日)~27日(木曜日)
3 調査項目
(1)旭川市動物愛護センターあにまある(北海道旭川市)
旭川市動物愛護センターあにまあるは、平成24年9月にオープンし、迷子犬・猫等の適正な収容管理、犬や猫等のペットに関する適正な飼育方法の普及啓発活動、動物とのふれあい活動、動物の愛護に関する活動を行う拠点となっています。
特に、同市は、「旭川市飼い主のいない猫の不妊措置事業」を展開しており、猫の室内飼いや所有者の明示を市民に求めています。本県でも、ふるさと納税を活用した飼い主のいない猫対策支援事業を平成29年度から実施していることから、本県における動物愛護行政の推進の参考にするため生活衛生対策の充実の観点から調査を実施しました。
動物愛護センターの概要について説明を受ける
(2)いきいきセンター神楽・神楽保育所複合施設(北海道旭川市)
旭川市は、福祉センターと保育所を合わせた複合施設を設置し、高齢者施設と保育所の複合施設であることを活かして高齢者と保育所の子どもたちの交流を推進して世代間交流事業を実施しています。また、核家族化の増加により保育士も、高齢者との交流が減少していることから、保育士の資質向上にもつながっています。本県においても、少子高齢化に伴い高齢者施設と保育施設が合築することで、コスト削減と世代間交流を推進できる複合施設について社会福祉・社会保障の充実の観点から調査を実施しました。
保育所施設について説明を受ける
(3)札幌市保育士・保育所支援センター(北海道札幌市)
札幌市では、待機児童の解消に向けて、保育定員の拡大等の対策に取り組んでいるが、保育士の有効求人倍率が上昇傾向にあることから、保育士の人材確保が年々困難になってきています。そのため平成28年10月に同センターを開設し、保育所等に勤務していない保育士資格保有者(潜在保育士)や保育士養成施設の学生に対して、札幌市内の認可保育所等への就職を支援・あっせんを行っています。本県においても保育士の人材確保や潜在保育士への支援の参考にするため少子化対策の推進の観点から調査を実施しました。
札幌市保育士・保育所支援センターにて
(4)一般財団法人北海道難病連・北海道難病センター(北海道札幌市)
北海道難病センターは、北海道内の患者家族団体が共に力を合わせて、難病や障がいへの理解を深め、難病対策の充実を求める活動を行っています。1982年に財団法人北海道難病連に改組し、患者会の3つの役割、ア病気を正しく知ろう、イ病気にまけないように、ウ本当の福祉社会をつくる、を基本として、みんなで支え合い、励まし合って活動を進めています。特に、難病患者の宿泊施設や難病患者就業サポーター制度を導入しています。本県においても、難病患者支援や就業支援での対策の参考にするため保健医療対策の充実の観点から調査を実施しました。
施設について説明を受ける
4 出席委員
委員長:金井康夫、副委員長:大和勲
委員:南波和憲、委員:須藤昭男、委員:橋爪洋介、委員:伊藤清、委員:山崎俊之、委員:本郷高明、委員:井田泰彦