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総務企画常任委員会が県外調査を実施しました(平成29年7月19日(水曜日)~21日(金曜日))
1 調査目的
総務企画常任委員会所管事項より、「ぐんまのイメージアップ推進」、「コンベンション施設整備・コンベンション誘致」、「国際戦略」及び「公営企業の推進」について調査し、今後の委員会審査の参考とします。
2 調査期日
平成29年7月19日(水曜日)~21日(金曜日)
3 調査項目
(1)沖縄県商工労働部アジア経済戦略課(沖縄県那覇市)
沖縄県では、沖縄県の経済の発展を目的に、平成27年9月に沖縄とアジア地域の経済交流、産業振興に向けた指針となる「沖縄県アジア経済戦略構想」を策定しました。
沖縄県商工労働部アジア経済戦略課では、この構想の推進に関する総合的企画及び調整を行い、各方面で取組を行っています。また、アジア進出拠点である上海事務所に関する所管事務及び、沖縄物産の店「わしたショップ」を全国展開している株式会社沖縄県物産公社の事務も所管しています。
ついては、本県の国際戦略、イメージアップ事業の参考とするため、沖縄県商工労働部アジア経済戦略課及び沖縄県物産公社の取組について調査しました。
国際戦略の推進について説明を受ける
(2)沖縄県文化観光スポーツ部スポーツ振興課(沖縄県那覇市)
沖縄県は、豊かな自然、温暖な気候といった観光条件を有しており、これらは同時にスポーツ活動にとって恵まれた環境条件でもあります。そのため、プロ・アマ問わず野球や陸上競技をはじめ、多くの競技のチーム及び選手が国内外から沖縄県を訪れることから、日本有数のキャンプ地です。こうしたことを背景に、沖縄県ではスポーツを活用した沖縄の新たな魅力の創出や県内外への情報発信を行っています。
ついては、本県のコンベンション誘致活動の参考とするため、沖縄県文化観光スポーツ部スポーツ振興課のスポーツコンベンションへの取組について調査しました。
スポーツコンベンションの取組について説明を受ける
(3)沖縄県文化観光スポーツ部交流推進課(沖縄県那覇市)
沖縄県では交流推進課において、国内外の交流推進事業を展開しています。
特徴的な事業として、ア 海外に在住する沖縄県出身移住者子弟及びアジア諸国等から優秀な人物を選抜し、県内の大学等で就学・研修させる事業(ウチナーンチュ子弟等留学生受入事業)、イ 沖縄の支援環境と個性豊かな文化や平和を希求する心等を沖縄の「ソフトパワー」として情報発信し、世界と沖縄の交流・相互理解を推進する事業(沖縄ソフトパワー発信事業)、ウ 世界各地に居住している県系人、県人会等とのネットワーク構築を図る事業(世界のウチナーンチュ大会)等が挙げられます。
ついては、本県の国際交流活動の参考とするため、沖縄県文化観光スポーツ部交流推進課の取組について調査しました。
沖縄県議会にて
(4)万国津梁館(沖縄県名護市)
「万国津梁」とは首里城正殿の梵鐘に刻み込まれている銘文に由来しており、「世界の架け橋」を表す言葉であり、14世紀から、中国や東南アジアとの交易を通して人と文化の架け橋を目指してきた琉球の先人から受け継いだ志をこめて、施設の名称として付けられました。
万国津梁館では、「2000年 九州・沖縄サミット首脳会合」をはじめとした数多くの国際会議及び学会などが開催されています。そのため、安全を確保するセキュリティーサービス、同時通訳ブースや舞台装置など、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントに対応できる様々な機能を備えています。
ついては、今後の本県のコンベンション施設運営の参考とするために、同施設の現状について調査しました。
施設について説明を受ける
(5)大宜味風力発電実証研究設備(沖縄県国頭郡大宜味村)
大宜味風力発電実証研究設備は、沖縄県が再生可能エネルギーを拡大するために推進中の「沖縄スマートエネルギーアイランド基盤構築事業」の一環で、沖縄電力の実証研究設備として平成26年3月24日に竣工し、運営を行っています。
沖縄電力は、同設備を用いて、風力発電設備が沖縄本島電力系統に大量導入した場合の実系統へ与える影響を把握するとともに、蓄電池併設型風力発電設備の出力安定化技術に関する実証研究に取り組んでいます。
ついては、今後の本県の再生可能エネルギーの導入の参考とするため、大宜味風力発電実証研究設備の運営状況について調査しました。
大宜味風力発電実証研究設備にて
(6)わしたショップ国際通り店(沖縄県那覇市)
「わしたショップ」は、株式会社沖縄県物産公社が平成6年から全国的に展開する沖縄物産の直営店舗及び特約店です。「わした」とは、「私たち」を意味する沖縄方言です。
直営店舗として、那覇市内に3店舗を置くほか、銀座(東京)、北海道札幌市、埼玉県越谷市、愛知県名古屋市に、特約店として、東京都江東区、栃木県宇都宮市、静岡県静岡市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市、福岡県福岡市に置き、沖縄物産の販路を開拓しています。
ついては、本県の魅力のPR及びぐんま総合情報センター(ぐんまちゃん家)の運営の参考とするために、「わしたショップ」について調査しました。
わしたショップ国際通り店にて
4 出席委員
委員長:安孫子哲、副委員長:川野辺達也
委員:中沢丈一、委員:黒沢孝行、委員:星野寛、委員:福重隆浩、委員:井田泉、委員:井下泰伸、委員:酒井宏明、委員:泉澤信哉