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総務企画常任委員会(企業局関係:平成29年度)平成29年3月13日(月曜日)
1.開催日時
平成29年3月13日(月曜日)13時50分開始 14時56分終了
2.開催場所
401委員会室
3.出席委員
委員長:大手治之、副委員長:荒木恵司
委員:中沢丈一、委員:岩井均、委員:狩野浩志、委員:岩上憲司、委員:萩原渉、委員:水野俊雄、委員:後藤克己、委員:金井秀樹
4.欠席委員
なし
5.主な質疑
(1)水道料金改正について
中沢委員
県下一律という議論が久しく流れていたが、水道料金の引下げは今回で何回目となるか。
小鮒水道課長
水道料金については、最も高かった平成11年度の1立方メートルあたり117円の時から、平成20年度に110円、平成26年度に107円と段階的に下げてきており、今回で3回目の引き下げとなっている。
中沢委員
県央第一水道の料金はいくらか。
小鮒水道課長
県央第一水道の水道料金については、平成5年度以来、1立方メートルあたり50円となっている。その差がじわじわと縮小している。
(2)団地総合事務所の前橋支所について
中沢委員
支所はどこに設置するのか。支所の担当地域はどのように考えているか。
高坂団地課長
支所は、前橋市大渡町の公社総合ビル内に開設する。支所の業務については、当面、地域分けをする考えではなく、例えば、西毛地域で新たに整備する甘楽第一産業団地と藤岡インターチェンジ西産業団地を支所で担当するというように、団地総合事務所全体の業務量に応じて担当地域を決めていくものである。
(3)職員給与について
中沢委員
職員給与について、企業局独自の手当にはどのようなものがあるか。
椛澤総務課長
企業局の特殊勤務手当としては、発電施設や水道施設での管理業務手当、有害物取扱業務手当、特殊現場業務手当などがある。
(4)県営ゴルフ場について
狩野委員
今回のクラブハウスの改良は、玉村ゴルフ場の前例を踏襲せず、豪華なものではなく質素で実用的なものが良い。なおかつ、利用者に喜んでもらえ、指定管理者も納得をしていただくことが一番である。整備方針と方向性はどうか。
綿貫施設管理室長
残り4つのクラブハウスの整備については、現在の施設を有効活用して事業費の低減を図るとともに、指定管理者の営業への影響を最小限にしながら増改築により利便性向上の早期実現に取り組み、利用者サービスの向上に努めたい。
整備方針については、利用者、特に近年増加している女性の利用者からロッカー室や風呂等の狭さや、使い勝手の悪さについて多くの改善要望が出ており、併せて、指定管理者からも「利用者の声を踏まえて早期に改善してほしい」との要望が出ているので、これらを踏まえて、企業局としては、利用者に気持ちよくプレーしてもらうため、今回の整備で改善に取り組むこととした。
狩野委員
納付金を5つのゴルフ場からいただいているわけであり、県営ゴルフ場の納付金の積算根拠はどうなっているか。
綿貫施設管理室長
企業局が5つのゴルフ場を維持・継続するためには、コースなどの河川敷にある民間用地の賃借料として約2億円、ゴルフ場を建設するために借りた総額42億円の償還金に約1億6千万円、芝刈り機などの管理用機械の購入や施設の整備などに1ゴルフ場あたり約3千万円で5つのゴルフ場合わせて約1億5千万円ほど必要なほか、人件費などの一般管理費や減価償却費にそれぞれ約1億円かかることなど、合計すると年間で7億円弱かかるので、この費用を基に納付金を積算している。
狩野委員
ゴルフ場ごとに額が違うのではないか。板倉が1億8千万円であったり、前橋であると7千万円であったりするなど、ゴルフ場ごとに、納付金の額に差が生じる理由は何か。
綿貫施設管理室長
各ゴルフ場は、指定管理者制度が導入される以前から、コースの広さなど条件の違いから経営状況が異なっており、そのことをベースに、5つのゴルフ場とも赤字にならないよう納付金を設定してきたので、納付金の額は一律とはなっていない。
狩野委員
ゴルフ場運営は、納付金についてもう一度、見直していただかないとならない。クラブハウスについても、特に、玉村ゴルフ場と新玉村ゴルフ場は隣同士ということもあり、配慮してほしいがどうか。
綿貫施設管理室長
納付金は指定管理者との契約により決定しているので途中での変更は難しいが、平成28年度の第3期指定管理者選定の際には、7億2千万円から6億9千万円に3千万円の減額を行った。なお、気象状況も変化しており、台風や大雪による影響でクローズした場合に納付金の減額を行う制度を設けたり、指定管理者が行っていた乗用カートの更新やコース改造などは施設を所有する企業局が負担することにより、指定管理者の負担軽減を図ることとした。今後も、利用者が横ばいの中、人件費の上昇が見込まれるなど経営状況の厳しさも勘案するとともに、企業局が事業を継続するために必要な経費の動向を見極めながら、納付金については考えていきたい。
(5)賃貸ビル事業について
岩井委員
施設改良事業の予算の中の賃貸ビル事業について、賃貸面積と賃貸料収入は、平成28年度と比較してどうか。
綿貫施設管理室長
産業支援機構の退去により、賃貸面積は約640平方メートル、賃貸料収入は年間約2千百万円減少する見込みである。
岩井委員
組織改正により4月から団地総合事務所前橋支所が入居するが、賃貸借料は発生するのか。また、入居面積はどれくらいか。
綿貫施設管理室長
前橋支所については、年間約380万円の賃貸料をいただくこととなる。また、賃貸面積は約120平方メートルを予定している。
(6)団地総合事務所について
岩井委員
団地総合事務所の支所を前橋に開設する理由を伺いたい。
関企業管理者
現場建設事務所については、群馬町に西毛建設事務所、太田市に東毛建設事務所の2事務所体制で団地造成の業務を分担していた時代があったが、業務量の減少に伴い、西毛建設事務所を廃止し、東毛建設事務所の名称を変えて、現在の太田市の団地総合事務所に統合した経緯がある。支所を公社総合ビルに開設する理由については、これから支所の業務となる甘楽と藤岡の現場に近いということだけではなく、3月中に開催が予定されている企業誘致推進本部で、北毛、西毛地域などを含めた10数カ所が、新規産業団地の選定候補地として挙げられていると聞いているが、今後の業務も見据えたうえで、職員の負担軽減を図るため前橋に開設することとしたものである。
(7)前橋赤十字病院に賃貸している駐車場について
岩上委員
前橋赤十字病院の裏の駐車場用地は舗装もされておらず、風が吹くと砂埃りがひどく、近所迷惑という話がある。改善は図られるのか。
近藤財務課長
前橋赤十字病院へは職員用の駐車場として平成7年度から貸し付けているが、貸付にあたっては、管理は日赤病院が行う約束となっている。この約束に基づき、以前、前橋赤十字病院で簡易舗装をしたようだが、それが劣化して砂埃りが立つようになったようである。前橋赤十字病院に砂埃りの改善を要請したところ、病院では「平成29年度予算で対応したい」とのことであり、4月以降に改善されるものと考えている。