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決算特別委員会総務企画分科会が県内調査を実施しました(平成28年10月14日)

1 調査目的

 委員会活動として、「平成27年度の群馬県一般会計歳入歳出決算の認定に関すること」について、現地調査を実施し、委員会審査の参考とします。

2 調査期間

平成28年10月14日(金曜日)

3 調査項目

(1)蒸気動力装置「ブリュナエンジン」(富岡市)

 ブリュナエンジンとは、フランス人技師ポール・ブリュナによってフランスから輸入され、明治5年(1872年)の富岡製糸場創業時より、繰糸器を動かす動力源として使われた、「横置き単気筒蒸気機関」です。
 平成24年度から平成27年度にかけて、富岡市工業界が「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録機運を盛り上げるため、また、将来に残せる工業界のシンボルとして位置づけ、地域企業が一体となって「ブリュナエンジン」のレプリカ製作を行いました。
 現在は、富岡機械金属工業団地にある(株)村上製作所工場内に設置され、市民へ一般公開を行っているところです。
 ついては、平成27年度一般会計決算に係る審査の参考とするため、絹産業遺産に対する現地調査を行いました。

(株)村上製作所のブリュナエンジン前にて集合写真
(株)村上製作所のブリュナエンジン前にて

(2)富岡製糸場(富岡市)

 富岡製糸場は、明治5年(1872年)に明治政府が設立した官営の器械製糸場です。民営化後も一貫して製糸を行い、製糸技術開発の最先端として国内養蚕・製糸業を世界一の水準に牽引しました。
 建物は、和洋技術を混交した工場建築の代表であり、長さ100メートルを超える木骨レンガ造の繭倉庫や繰糸場など、主要な施設が創業当時のまま、ほぼ完全に残されています。
 現在、おおむね5年以内に総合的な防災工事や西置繭所の保存修理、トイレなどの整備に取り組むほか、約30年かけて全施設の整備を目指して、各種作業を行っているところです。
 ついては、平成27年度一般会計決算に係る審査の参考とするため、富岡製糸場の現地調査を行いました。

富岡製糸場における調査の様子写真
富岡製糸場における調査

4 出席委員

主査:大手治之、副主査:荒木恵司
委員:狩野浩志、委員:岩上憲司、委員:萩原渉、委員:水野俊雄、委員:後藤克己、委員:金井秀樹


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