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産経土木常任委員会(平成27年12月15日)
産経土木常任委員会 委員長 井下 泰伸
委員長 井下 泰伸
産経土木常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、第160号議案「平成27年度群馬県一般会計補正予算」では、「耐震診断義務付け対象建築物耐震補強補助事業」に関して、耐震改修促進法の改正により、耐震診断が義務化された施設数、及び当該事業で耐震設計の補助が見込まれる施設数が質され、耐震設計実施後の耐震工事に係る補助についての要望がされました。
また、「繰越明許費」に関して、前年度との金額の比較及び特徴的な繰越理由が質されるとともに、年度内に工事を完成させるための工夫について質疑され、可能な限り、予算の年度内執行に努めるべきとの要望がされました。
次に、第178号議案「指定管理者の指定」では、地元自治体が指定管理者の候補者として選定された「河川レクリエーション施設」に関し、施設の地元自治体への移譲について、検討状況が質されました。
以上の質疑を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました、請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
この他、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
まず、産業経済部及び労働委員会関係でありますが、
- 「企業の本社機能等移転に係る県税の不均一課税」に係る企業、県に対するメリット、条例の制定時期、及び税率の決定方法について
- 産業振興基本計画策定の基本的考え方、特徴、及び計画の目玉事業について
- 留学生に対する就職支援について
- TPPに関する企業アンケート結果について
- ニーズを踏まえた海外誘客戦略について
- 障害者雇用の実雇用率に係る全国順位低下の原因分析、目標達成に向けた取組、及び推進体制について
- 県内企業の中途採用の拡大について
- 観光振興計画における観光消費額の目標値の積算について
- 台湾観光誘客について
- きめ細かな障害者雇用への対応について
- 外国人観光客のカウント方法について
- 外国人観光客に対応できる人材確保について
- 日光からの観光誘客について
- デスティネーションキャンペーンの開催時期について
- 産業振興基本計画の目標達成による県税、及び雇用に対する効果について
- WI-FI等の通信網の整備について
- ブリュナエンジンの動態展示について
- 離転職者向け委託訓練のコース別定員、及び修了生の就職先について
- アニメ、漫画など、サブカルチャーを活用した観光誘客について
- 観光情報誌への釣り場の掲載について
次に、県土整備部関係については、
- 県内高校生及び中学生の自転車通学者の割合について
- モデル校指定による交通安全教育の実施について
- 「第10次群馬県交通安全計画」と「群馬県交通安全教育のためのアクション・プログラム」との整合性について
- 踏切の危険箇所の把握、及び改善対策について
- 河川管理用通路の舗装の推進について
- 県管理河川のしゅんせつの推進について
- 八ッ場ダム本体工事の昼夜施工について
- 八ッ場ダム代替地における鉄鋼スラグ撤去に係る対応について
- 除雪行動計画における雪捨て場の確保について
- 建築工事積算単価の部分的な公表について
- 敷島公園テニスコートの改修について
- 路面下空洞化調査の進捗状況について
- 流域下水道の整備状況、及び市町村下水道の整備促進について
- 浄化槽市町村設置型事業の進捗状況、及びエコ補助金の実績について
- 太田スマートインターチェンジ付近に設置される調節池の整備状況、及び有効活用について
- 通学路安全点検の進捗状況について
- 電線地中化の推進について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。