本文
厚生文化常任委員会(10月7日)
厚生文化常任委員会 委員長 臂 泰雄
委員長 臂 泰雄
厚生文化常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
はじめに、付託議案について第127号議案「平成27年度群馬県一般会計補正予算」のうち、生活文化スポーツ部関係では、県立自然史博物館での生物多様性の保全の啓発活動の効果について質疑されました。
健康福祉部・病院局関係では、前橋赤十字病院移転新築工事について、県の補助総額と建設総事業費及び入札の結果について質疑されました。
続いて、少子化対策強化事業の概要について、「若者を対象としたライフデザインフォーラム」と「ポータルサイト」の内容や対象者について質されました。
さらに、虐待予防・虐待防止のための子育て支援人材育成事業について、子育て講座トレーナー養成の内容やCSP(コモンセンスペアレンティング)との 商標登録の関係について質疑されました。
次に、手話言語条例普及啓発について、「条例制定記念フォーラム」の内容や群馬県手話施策推進協議会(仮称)の構成メンバーについて質されました。また、衛生環境研究所費の補正内容についても質疑されました。
以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
続いて、意見書の発議についてでありますが、脳脊髄液減少症は、交通事故等による外傷により、頭痛・めまい・思考力の低下等の症状を発症する病気であります。
この病気については、症状の変化や治療の長期化も報告されているため、早期に治療法を確立するとともに、ブラッドパッチ療法を含む治療に対して早急な保険適用が必要な状況であります。現在、国の研究班が脳脊髄液減少症の周辺病態を検討するための臨床研究を行っていますが、同研究は3年計画の最終年である平成27年度をもって終了予定であります。
このような現状を踏まえ、国に、脳脊髄液減少症の診断・治療等の推進を求める「脳脊髄液減少症の診断・治療等の推進を求める意見書」について全会一致をもって可決し、本委員会から発議するものであります。
次に、北朝鮮は、昨年、北朝鮮拉致被害者について再調査を約束したものの、新たな進展は見られず、全被害者を救出するという日本の思いは何一つ実現していません。そうした中、被害者及び家族は、今もって限界を超える緊張と苦しみにさらされているため、一刻の猶予も許されず、このような状況から北朝鮮に対して解除した制裁をかけ直すだけでなく、できうる限り制裁をかけ、北朝鮮を支える活動を断固阻止する新法を制定するなど圧力強化を求める「北朝鮮による日本人拉致問題に対する圧力強化を求める意見書」について全会一致をもって可決し、本委員会から発議するものであります。
この他、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
はじめに、生活文化スポーツ部関係については、
- 多文化共生について
- 戦争遺跡について
- 県民会館について
- スーパーキッズプロジェクトについて
- グラウンド・ゴルフ場について
- スポーツ推進計画(仮称)について
- 歴史博物館の改修工期の延長について
- ぐんま県民マラソンについて
- ぐんま県民生活プラン(仮称)について
- 医療通訳について
- クライミング施設について
- 災害ボランティアについて
- プロスポーツ支援について
- 振り込め詐欺などの特殊詐欺について
- ぐんまちゃん着ぐるみ等の貸出しについて
- カンタータ「悪魔の飽食」について
- セクシャル・マイノリティについて
- ロヒンギャ族について
- 性暴力被害者サポートセンターについて
- 2020年オリンピックの追加種目について
次に、健康福祉部及び病院局関係については、
- 地域医療構想について
- 学童保育について
- 介護職員処遇改善加算について
- 食品安全基本計画について
- 医師確保対策について
- 旅館ホテルの耐震化について
- 「群馬県食育推進計画(第2次)ぐんま食育こころプラン」について
- 食品安全検査センターの人員体制について
- エスコートゾーンの整備について
- ヤングケアラー支援について
- 福祉マンパワーセンターについて
- 動物愛護行政について
- イクメンについて
- 看護師確保対策について
- ぐんま学園について
- 障害者虐待防止法について
- 医療機器及び検査機器の導入について
- 脳脊髄液減少症について
- 障害者スポーツについて
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げて委員長報告といたします。