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決算特別委員会産経土木分科会が県内調査を実施しました(平成27年10月9日)
1 調査目的
委員会活動として、「平成26年度の群馬県一般会計歳入歳出決算、同特別会計歳入歳出決算」についてを調査し、今後の委員会審査に役立てます。
2 調査期間
平成27年10月9日(金曜日)
3 調査項目
(1)八ッ場ダム関連事業(長野原町、東吾妻町)
八ッ場ダムは、昭和27年に建設省(現国土交通省)が長野原町と東吾妻町の町境に計画した多目的ダムで、洪水調節、首都圏の生活用水や工業用水の安定確保、発電等を目的としています。
国はダム本体工事や、水没地域の生活再建事業を進めており、昨年8月には本体建設工事の落札者が決定し、本年2月に本体建設工事起工式がとり行われ、現在、掘削作業が実施されています。
なお、事業工期は、2019年度の完成予定とされています。
県においては、ダム建設に伴い移転を余儀なくされる水没関係者の生活再建支援のため、ソフト・ハード両面から各種事業を推進しており、引き続き1都4県と連携して早期完成に努めています。
平成26年度については、道路及び鉄道整備に関して、10月に八ッ場大橋の供用が開始されるとともに、JR吾妻線の新設線及び川原湯温泉駅新駅舎の営業が開始されました。また、地域振興施設に関しては、4月に「クラインガルテンやんば」、7月に「王湯会館」、10月に「道の駅 あがつま峡(直売所「てんぐ」)」がオープンし、着実に整備が進められています。
ついては、平成26年度一般会計決算に係る審査の参考とするため、八ッ場ダム関連事業の状況について、調査を行いました。
やんば見放台にて
東吾妻町大柏木地区の骨材プラントヤードにて担当者より説明を聞く
(2)上信自動車道 祖母島~箱島バイパス(仮称)沼尾川橋梁(渋川市、東吾妻町)
上信自動車道は、「群馬がはばたくための7つの交通軸構想」に基づき整備される「吾妻軸」の主軸を担う地域高規格道路であり、吾妻地域の活性化支援に大きく寄与する道路です。
このうち、祖母島~箱島バイパスは、渋川市祖母島から東吾妻町大字箱島を結ぶ、延長約4キロメートルの国道353号のバイパス道路であり、整備後は移動時間の短縮が図られる予定です。
平成26年度については、渋川市と東吾妻町の境界を流れる沼尾川に架設される橋長139メートルの(仮称)沼尾川橋梁の工事等が進められました。
ついては、平成26年度一般会計決算に係る審査の参考とするため、上信自動車道箱島~祖母島バイパス(仮称)沼尾川橋梁工事の状況について、調査を行いました。
4 出席委員等
主査:井下泰伸、副主査:安孫子 哲
委員:腰塚 誠、委員:須藤昭男、委員:岩上憲司、委員:角倉邦良、委員:大手治之、委員:藥丸 潔、委員:本間惠治、委員:穂積昌信