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厚生文化常任委員会が県外調査を実施しました(平成27年9月1日)

1 調査目的

閉会中の委員会活動として、下記事項について県外調査を実施し今後の本県施策の進展に役立てます。

  1. 芸術文化の振興と文化づくりの推進について
  2. 社会福祉・社会保障の充実について
  3. 保健医療対策について
  4. 県立病院の充実について

2 調査期間

平成27年9月1日(火曜日)~3日(木曜日)

3 調査項目

(1)障害者自立支援の取組について(滋賀県大津市)

 滋賀県では、「滋賀県障害者プラン」を基に、「地域でともに暮らし」、「ともに学び」、「ともに働き」、「ともに活動する」ことの実現を目指し、障害のある人の生活を応援しています。また、障害者就労支援の取り組みとして、障害のある人に「働く」こと「暮らす」ことを一体的にサポートする専門機関として、本人・家族・企業から無料で相談に応じる「障害者働き・暮らし応援センター」の取り組みを県内地域に展開し、障害者が自立した生活をするための支援をしています。
 ついては、本県の社会福祉・社会保障の充実の観点から滋賀県における障害者自立支援の取り組みを調査しました。

滋賀県議会の様子写真
滋賀県議会にて

(2)滋賀県立近江学園(滋賀県湖南市)

 滋賀県立近江学園は、昭和21年に、「社会福祉の父」と呼ばれている糸賀一雄氏によって創設された知的障害児の福祉施設です。現在は、県立の児童福祉施設となっており、「この子らを世の光に」を学園の理念として知的障害を持った子どもたちが豊かに育つように、障害者が、地域で安心して暮らせるような共生社会を目指して、障害児の自立支援に重点を置いた取り組みや支援を行っています。
 ついては、本県における社会福祉・社会保障の充実の観点から当学園の運営や地域との連携状況、企業への就労の取り組み等を調査しました。

近江学園にて説明を受ける様子写真
近江学園にて説明を受ける

(3)京都府京都文化博物館(京都府京都市)

 京都文化博物館は、京都文化(歴史・美術工芸・映像等)の歴史と文化をわかりやすく紹介する総合的な文化施設として昭和63年に開館し、京都文化を企画展の展示等を通じて紹介しています。そして平成23年に、「ほんまもん」を体感できる博物館としてリニューアルしています。このほか重要文化財の指定を受けている別館(旧日本銀行京都支店)や京都の町屋格子の町並みを再現した「ろうじ店舗」等も開設され、京都文化の振興を推進しています。
 ついては、本県における芸術文化と文化づくりの推進の観点から京都府の文化振興の取り組みや博物館の運営、企画展の展示等を通じて、京都文化の振興の取り組みを調査しました。

京都文化博物館の様子写真
京都文化博物館にて

(4)福井大学医学部附属病院福井メディカルシミュレーションセンター(福井県吉田郡永平寺町)

 福井メディカルシミュレーションセンターは、医療従事者の技術向上や医学生・研修生・看護学生・新人看護師の臨床研修の充実と福井県内の医療従事者の確保を図るために、福井大学医学部附属病院の既存の臨床教育研修センターに併設して開設された研修施設です。最新医療シミュレーター等の設置により地域・在宅医療から先端医療までの様々な医療ニーズに対応できる医療教育施設を整備することにより、新人の医療従事者の技術によるリスク軽減や医療従事者の均一的な診療技術の効果的な習得を行っています。
 ついては、本県における保健・医療対策の充実の観点から同センターの医療従事者に対するシミュレーションを用いた教育による取り組みを調査しました。

福井メディカルシミュレーションセンターにて説明を受ける様子写真
福井メディカルシミュレーションセンターにて説明を受ける

4 出席委員等

委員長:臂 泰雄、副委員長:清水真人
委員:黒沢孝行、委員:星野 寛、委員:狩野浩志、委員:星名建市、委員:水野俊雄、委員:金子 渡、委員:荒木恵司、委員:加賀谷富士子


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