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文教警察常任委員会が県内調査を実施しました(平成27年8月25日)
1 調査目的
閉会中の委員会活動として、下記事項について調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。
- 教育施設の整備促進について
- 文化財の保護管理について
2 調査期間
平成27年8月25日(火曜日)
3 調査項目
(1)県立館林特別支援学校(館林市)
県立館林特別支援学校は、昭和35年11月に館林市立養護学校として開校し、平成25年4月に館林市から県に移管された特別支援学校である。
知的障害を有する児童生徒に対する専門的な教育を行うとともに、学校に専門アドバイザーを配置して、地域の小中学校等に在籍する特別な支援が必要な児童生徒等のニーズ、行動の理解の仕方等に係る相談について、小中学校等の要請に基づいて、訪問相談、巡回相談等を実施している。
しかし、県立移管して以降、邑楽郡から入学する児童生徒が増えてきており、特別教室を普通教室に代えて対応するとともに老朽化も課題となっていることから、本年度予算で南校舎の改築工事に向けた設計を行っているところである。
ついては、現在の教室の利用状況及び改築工事に係る考え方や改築予定場所等について調査を行った。
県立館林特別支援学校前にて
(2)史跡上野国分寺跡(前橋市、高崎市)
史跡上野国分寺跡の発掘調査は、昭和55年度から63年度にわたって行われ(第1期)、一時中断の後、平成24年度から再開された(第2期)。
第2期発掘調査では、中門と回廊が新たに発見されたほか、昨年度には、これまで金堂であると考えられてきた建物の南側約40メートルの位置で、本来の金堂である可能性が高い建物が発見されるなど、大きな成果があがっている。
今年度は上野国分寺の姿のさらなる解明を目指して、中枢部の建物や回廊の発掘調査を継続しているところである。
なお、第1期発掘調査の結果を受け、現在では、塔や金堂の基壇のほか、創建当時と同じ工法で造られた築垣(ついがき)が復元されている。今回の発掘成果をうけて、今後どのような整備ができるのか建物復元も含め、最新の整備手法等研究を進めているところである。
ついては、「史跡上野国分寺跡」の発掘調査の現状等について調査を行った。
史跡上野国分寺跡の発掘調査の現状について説明を受ける
4 出席委員等
委員長:岸 善一郎、副委員長:高橋 正
委員:中沢丈一、委員:松本耕司、委員:福重隆浩、委員:後藤克己、委員:酒井宏明、委員:川野辺達也、委員:本郷高明