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環境農林常任委員会(6月12日)
環境農林常任委員会 委員長 井田 泉
委員長 井田 泉
環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、付託議案についてでありますが、第112号議案「平成27年度群馬県一般会計補正予算」に関して、環境森林部関係では、「鳥獣保護狩猟対策費」について、捕獲区域の拡大、及び捕獲圧を高めることに伴う周辺地域への被害拡散について、当局の見解が質された後、科学的な根拠に基づき捕獲を推進することが要望されました。
また、「林業・木材産業振興対策費」について、県産木材の具体的な使用量、及び補正予算額の根拠が質されるとともに、県産材の利用促進のため、しっかりPRすることが要望されました。
次に、同第112号議案の農政部関係でありますが、「畜産収益力強化対策」について、事業内容及び目標が質されるとともに、事業の評価をしっかり行うことが要望されました。
次に、承第2号「専決処分の承認」に関して、「住宅用太陽光発電設備導入推進事業」について、補助金の減額理由及び太陽光パネル以外の補助の検討について質疑されました。
以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託された各議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決・承認すべきものと決定をいたしました。
このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
まず、環境森林部関係については、
- 「群馬県森林・林業基本計画」の進捗状況、及び目標達成の見通しについて
- 「森林整備加速化・林業再生交付金」の概要について
- 川場村の「木材コンビナート」の概要、及び県の補助について
- 「吾妻バイオマス発電所」の稼働状況について
- バーク及びペレットなど、木質バイオマスの利用拡大に向けた展望について
- 治山事業の国予算の状況、及び本県への影響について
- 榛名湖の除染状況、及び内水面漁業への影響について
- 「エコ住宅」普及のための仕組みづくりについて
- 林業公社解散後の状況について
- 「ぐんま緑の県民税」導入前になされた議論の反映について
- 空間放射線量の異常値が確認された場合の対応について
- 「住宅用太陽光発電導入推進事業」の概要について
- 「ぐんま緑の県民基金事業」の複数年度化について
- 「群馬県水源地域保全条例」について
次に、農政部関係については、
- 水田農業改革への対応について
- 大雪被害における園芸用施設の再建状況について
- 各試験研究機関の成果について
- 「農業共済事業」の加入促進に向けた取組状況、及び成果について
- グリーンツーリズムの推進について
- 有害鳥獣の捕獲、及び西毛地域におけるサル対策について
- 「カワウ適正管理計画」とその対策について
- 「ミラノ国際博覧会」への意気込み、及び出展前後の仕掛けづくりについて
- 農林大学校の卒業生の進路、及び入校生の状況について
- 公務員獣医師の処遇改善、及び確保について
- 「ぐんまフラワーパーク」、及び「日本絹の里」における指定管理者の選定について
- 農地中間管理事業の進捗状況と課題について
- 飼料用米の活用について
- 高品質牛肉の生産について
- 「ミラノ国際博覧会」の概要、及び群馬県の出展内容、並びに民間団体との連携について
- 「ミラノ国際博覧会」における和牛及びこんにゃくのPR方法について
- 和牛及びこんにゃくの輸出実績について
- ニューヨークの「こんにゃくアンテナカフェ」について
- 「上州和牛」というブランド名を意識した海外展開について
- 「すき焼きの日」制定に向けた県民へのPR等について
- 民間企業との連携による「すき焼きセット」の販売について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げて委員長報告といたします。