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観光・世界遺産に関する特別委員会(3月12日)

観光・世界遺産に関する特別委員会 委員長 岩井 均

写真:観光・世界遺産に関する特別委員会 委員長報告の様子
委員長 岩井 均

 観光・世界遺産に関する特別委員会における審査経過について、ご報告申し上げます。

 本委員会では、昨年の第3回後期定例会において、15項目からなる「群馬県における観光振興施策の推進に関する提言」を知事あて提出し、そして、今定例会において、提言の新年度予算への反映状況等を審議した上で、付議事件に係る一連の審査を終了とすることを決定したところでありまして、はじめに、当局から説明を受けた後、付議事件に係る質疑を行いましたので、以下、その主な内容について、申し上げます。

 まず、富岡製糸場に関し、来年度の来場見込みや、再度来場してもらうための施策が質されたほか、子どもや、若い人たちに知ってもらうため、学校による利用促進の検討が求められました。

 続いて、初代県令楫取素彦や明治政府も力を入れていた、旧新町屑糸紡績所の世界遺産への後追い登録の検討が要望されました。

 次に、世界遺産センターに関して、女性労働や4つの構成資産の展示の必要性などが質されるとともに、富岡製糸場周辺に「道の駅」がないことから、世界遺産センターとの併設について、検討が求められました。

 さらに、日光や尾瀬、善光寺や八ッ場ダム周辺も含めた周遊観光について、当局の見解が質されました。

 次に、世界遺産登録後の各地域での絹遺産の発掘、見直しの状況が質された後、県からの積極的な働きかけや、「千客万来支援事業」も含めた、柔軟な対応が求められました。また、観光への波及効果の視点から、温泉旅館を活用した、研修・会議の開催について、当局の見解が質されました。

 次に、「絹文化継承プロジェクト」に関し、職員政策プレゼンの内容や、対象校の選定方法、今後の展開について質され、事業検証と人材育成が要望されました。

 また、通販サイト「CASAぐんま」について、現状と課題が質され、工夫して、PRに努めるよう求められました。

 次に、「プレミアム付き宿泊券」の発行に関し、販売先や方法、事業者の購入等について質疑され、交付金が有効に活用されるよう、検討が求められました。

 その他にも、

  • 北陸新幹線の金沢延伸に伴う観光施策や、新幹線「かがやき」の高崎駅停車への働きかけについて
  • 県内旅館における「すき焼き」や「群馬の地酒」の提供について
  • 温水洗浄便座の推進について
  • 西毛広域幹線道路の早期完成について
  • 明治期の女性の活躍に関する労働調査について
  • 外国人留学生の定着促進事業における数値目標について

 など、活発な議論が行われたところであります。

 なお、委員会報告書については、3月9日の委員会において協議し、全会一致をもって決定し、過日、議長あてに提出いたしました。

 これを持ちまして、本委員会における一連の審査は終了した訳でありますが、昨年度の観光振興対策特別委員会から引き続き審議してきた、観光振興戦略、及び、世界遺産に関しては、本県飛躍のため、今後も、より一層の議論が求められるところであります。

 議員各位におかれましては、今後の状勢について、引き続き注視していただきますようお願い申し上げ、委員長報告といたします。


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