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厚生文化常任委員会が県外調査を実施しました(平成26年7月23日)
1 調査目的
閉会中の委員会活動として、下記事項について県外調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。
- スポーツ振興について
- 保健・医療・福祉の総合調整について
- 保健医療対策の充実について
- 食品の安全確保・安心の提供について
- 生活衛生対策の充実について
- 県立病院の充実について
2 調査期間
平成26年7月23日(水曜日)~25日(金曜日)
3 調査項目
(1)富沢クロスカントリーコース(北海道旭川市)
富沢クロスカントリーコースは、毎年全日本クラスの大会が開催される全日本スキー連盟公認コースであり、22キロメートル、3キロメートル、5キロメートル、10キロメートルのコースを設置しています。
本県では、平成27年に冬季国体が開催されることとなり、片品村に常設のクロスカントリーコースが整備されましたが、コース設定においては公認基準に合致した高低差の確保や安全対策等、競技規則に基づく整備が必要となり、クロスカントリー大会の運営においても専門的な知識が必要とされます。
ついては、本県におけるスポーツ振興施策の参考とするため、クロスカントリーコースの管理や運営の取り組みの現状等について調査しました。
コースの設置・運営状況について説明を受ける
(2)旭川赤十字病院(北海道旭川市)
旭川赤十字病院は救命救急センターを併設し、道北地区(旭川市及び周辺8町)における救急医療の中核を担う医療機関として24時間その使命を果たすとともに、地域医療支援病院として近隣医療機関と円滑な連携をとることで、地域に密着した医療を提供しており、「ドクターヘリ導入促進事業(厚生労働省救急医療対策事業)」の実施主体及び基地病院として平成21年10月からドクターヘリを運航しています。
ついては、本県における救急医療等の医療施策の参考とするため、これらの取り組みの現状等について調査しました。
ドクターヘリ発着場にて
(3)旭川市動物愛護センター(北海道旭川市)
旭川市動物愛護センターは、迷子犬・猫等の適正な収容管理、犬や猫等のペットに関する適正な飼育方法の普及啓発活動、動物とのふれあい活動、動物の愛護に関する活動を行う拠点となる施設として、平成24年9月にオープンしました。
「命の大切さを伝える施設」、「動物にやさしい施設」、「人と動物の正しい関係を学べる施設」を基本コンセプトとして、適正・終生飼養に関わる飼い主責任の啓発強化や十分な収容期間を確保した中での譲渡の積極的な推進など、犬や猫の殺処分を極力低減する施策に取り組んでおり、オープン以後、譲渡数が大幅に増加し、殺処分数が激減しています。
ついては、本県における動物愛護センター整備事業の参考とするため、これらの取り組みの現状等について調査しました。
施設内調査の様子
(4)酪農と乳の歴史館・雪印メグミルク札幌工場(北海道札幌市)
雪印メグミルク(株)は、安全で安心な商品提供、可能な限りの情報提供・情報開示、消費者の声を傾聴し経営に反映、危機管理体制の整備による迅速かつ適切な対応を基本姿勢とした消費者重視経営を実践しており、札幌工場ではメグミルクの愛称で親しまれている牛乳・ヨーグルトの主力工場として生産活動を行っています。
また、札幌工場に併設されている「酪農と乳の歴史館」は、雪印メグミルク(株)の前身である北海道製酪販売組合の創立50周年記念事業として昭和52年に開館し、日本の酪農、乳業に関わる貴重な史料が分かりやすく展示されており、札幌工場と併せた見学コースとなっています。なお、その建物は平成16年に北海道遺産に登録され、館内の史料は平成21年に国の近代化産業遺産に登録されています。
ついては、本県における食品安全行政の参考とするため、これらの取り組みの現状等について調査しました。
雪印メグミルク札幌工場にて
4 出席委員等
委員長:舘野英一、副委員長:大手治之
委員:関根圀男、委員:塚越紀一、委員:新井雅博、委員:伊藤祐司、委員:金井康夫、委員:藥丸潔