厚生文化常任委員会（平成25年12月16日）

厚生文化常任委員会　委員長　井田　泉

井田泉委員長

　厚生文化常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
　はじめに、付託議案についてでありますが、第150号議案「平成25年度群馬県一般会計補正予算」に関して、伊香保リンクに係る指定管理料の増額理由や使用期間等について質され、条例に定められた使用期間で施設が利用できるようにすることが要望されました。
　また、重症心身障害児（者）入所施設改築整備に係る今後の入所希望者対応について、当局の見解が求められました。
　次に、第158号議案「平成25年度群馬県病院事業会計補正予算」に関して、心臓血管センターに整備される「ハイブリッド手術室」や「心血管Ｘ線撮影装置」の概要について質された他、職員定期健康診断等業務委託について、複数年契約によるメリットや経費削減見込みなどが質疑されました。
　次に、第159号議案「群馬県指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例」に関して、支援専門員の待遇の現状などについて質され、今後における厳しい経営状況の実態把握に基づいた対応策の検討が要望されました。
　次に、第162号議案「群馬県旅券法関係手数料条例の一部を改正する条例」に関して、パスポート訂正の件数や、料金改定に係る県民への周知方法について質疑されました。
　次に、第163号議案「群馬県介護福祉士修学資金貸与条例の一部を改正する条例」に関して、資金貸与や返還者の状況、条例改正後の延滞利息などについて質疑されました。
　最後に、第168号議案「指定管理者の指定について」に関して、指定期間をなるべく長期間にすべきとの観点から、選定委員会における議論の有無ついて質され、今後の指定期間設定に関しての検討が要望されました。
　以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
　引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
　次に、意見書の発議についてでありますが、第31号請願の願意を踏まえ、「Ｂ型・Ｃ型肝炎ウイルスを原因とする肝硬変・肝がん患者に対する救済を求める意見書」について、全会一致をもって可決し委員会から別途発議いたしました。
　この他、委員会の所管事項に関して、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
　はじめに、生活文化スポーツ部関係についてでありますが、特に「スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画（仮称）」に関して、
ソフトボール場の拠点整備について

• 東毛地域におけるアイススケート場の整備について
• 計画期間における具体的な施設整備の考え方について
• 山岳競技の拠点整備について

　など、関連する議論が行われた他、

• 上毛かるた競技 県大会について
• 「県民の日記念事業」における実績について
• プロスポーツの支援について
• 多重債務者対策協議会について
• 歴史博物館の改修工事について
• 結婚支援と雇用形態について
• 群馬県消費者基本計画(仮称)について
• 子ども・若者支援に係る庁内関係課の連携について
• 「2019ラグビーワールドカップ」の合宿地誘致について
• スポーツ指導者の養成について
• 「ぐんまちゃん」の着ぐるみについて
• 性犯罪被害者の支援体制について

　など、活発な議論が行われました。
　続きまして、健康福祉部及び病院局関係については、

• 医療勤務環境改善支援センターの設置について
• 生活困窮者への就労支援について
• 救急患者退院コーディネーター事業について
• 介護予防給付の地域支援事業への移行について
• 国民健康保険の財政状況及び運営の広域化について
• 子宮頸がんワクチン接種について
• 認可外保育施設に係る届出について
• 「自殺対策アクションプラン」や「動物愛護管理推進計画」における数値目標等について
• ハンセン病に係る資料調査について
• 子ども・子育て支援 新制度について
• 自閉症などの発達障害者支援について
• がん検診受診率の向上対策について
• 公務員獣医師の確保対策について
• 県立病院における医療機器の選定方法について
• 民生委員の改選状況等について
• 「がん対策推進条例」の見直しについて

　など、活発な議論が行われました。
　また、各部局における知事表彰の状況が質され、できるだけ筆耕により表彰状を作成するよう要望されました。
　以上、申し上げまして、委員長報告といたします。