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環境農林常任委員会(平成25年12月16日)

環境農林常任委員会 委員長 舘野 英一

写真:舘野英一委員長

舘野英一委員長

 環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
 はじめに、第150号議案「平成25年度群馬県一般会計補正予算」についてでありますが、「ぐんまの木で家づくり支援事業」に関し、当該事業の財源について質された後、「群馬県森林・林業基本計画」における、素材生産量を倍増とする目標達成のためには、本事業は不可欠である旨の意見が述べられました。さらに、消費税の駆け込み需要に対応しきれない場合の当局の見解が求められ、他の委員からも同様に、予算が不足する場合などの対応について要望されました。
 また、繰越明許費に関し、繰越理由として、資材の調達や人員不足についての懸念が示されたほか、関連して、債務負担行為の補正の必要性についても質疑されました。
 続いて、第168号議案「指定管理者の指定について」に関し、市町村が指定されるのは、指定管理制度の趣旨に照らして、なじまないのではないかとの意見が述べられた他、指定管理者への指導などについて質疑されました。
 以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
 引き続き行いました、請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
 次に、意見書の発議についてでありますが、環境農林第24号の請願を採択したことに伴い、公務員獣医師の確保を図るため、医師と同じ6年制教育を受けた獣医師固有の給料表を作成されるよう強く要望する、「公務員獣医師に適用する獣医師固有の給料表の作成を求める意見書」の提案がなされ、採決の結果、全会一致をもって発議することを決定いたしました。
 この他、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
 まず、環境森林部関係については、

  • 「山の日」の祝日制定の動きや、「ぐんま山の日」との整合性について
  • 森林ボランティア活動支援の状況、並びに、ボランティアセンターの構想について
  • 工場や事業所における排水対策への指導について
  • ぐんま緑の県民税における市町村提案事業の選定方法や、税の導入目的に沿った事業執行について
  • 担当部・課による、事務事業の見直しと、常任委員会における議論について
  • 「再生可能エネルギー等導入推進基金事業」における整備計画について
  • 住宅以外への県産材の活用や、林業における担い手対策について
  • 森林学習センターにおける観光と結びつけた取り組みや、施設老朽化への対応について

 次に、農政部関係につきましては、

  • 国のコメ政策見直しによる、本県水田農業への影響や、推進方向について
  • 政府が推進する農業の成長産業化と、農政の改革方向について
  • OICT(太田国際貨物ターミナル)を活用した県産農産物の輸出について
  • 農業を通じて、高齢者の雇用と自立を促進する取り組みへの支援について
  • 「すき焼き」を活用した、県産農畜産物のブランド化への取り組みについて
  • 農業経営士・農村生活アドバイザーの認定や活動状況、女性農業者の活動に対する支援について
  • 農地に太陽光パネルを設置する場合の転用許可手続きについて
  • 農業用水を利用した小水力発電の取り組み状況について
  • 養蚕農家や、碓氷製糸への支援について

 これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
 以上、申し上げまして委員長報告といたします。


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