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厚生文化常任委員会(平成25年10月8日)
厚生文化常任委員会 委員長 井田 泉
井田泉委員長
厚生文化常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
はじめに、付託議案についてでありますが、第116号議案「平成25年度群馬県一般会計補正予算」に関して、伊香保リンクの冷凍設備更新に係る今後の維持管理方法や、動物愛護精神醸成に対する考え方、小児等の在宅医療連携事業における効果などについて質疑された他、動物愛護センターの設置予定場所の選定理由について、当局の見解が求められました。
また、「安心こども基金」を活用した保育所の緊急整備に関しては、整備する施設数や補助率について質され、事業者負担の軽減に対する見解が求められました。
さらに、女性医師への育児支援に関して、仕事と育児の両立支援のための体制整備事業の内容や利用状況、及びその効果などについて質され、今後の継続した支援実施が要望されました。
次に、第127号議案「群馬県消費生活条例の一部を改正する条例」に関して、基本計画の策定にあたり、消費生活に係る施策の効果や、審議会における意見聴取方法、計画の公表時期等について質疑されました。
最後に、第129号議案の障害福祉サービスや通所支援に係る条例改正にあたり、宿泊や通所サービスの提供による利用者への影響や、小規模多機能型居宅介護事業所における障害児へのサービス提供の見込み等について質疑されました。
以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
次に、意見書の発議についてでありますが、第29号請願の願意を踏まえ、「国立ハンセン病療養所の療養体制等の充実に関する意見書」について、全会一致をもって可決し、委員会から別途発議いたしました。
この他、委員会の所管事項に関して、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
はじめに、生活文化スポーツ部関係についてでありますが、特に競技力向上対策事業に関して、
- 事務・事業見直し委員会で「要改善」と判定された理由について
- 中体連や高体連への配分について
- 指導者の確保及び育成強化について
- 来年度予算の要求方針について
- 対策費の配分先及び配分率について
- 各競技の底上げ対策について
など、関連する多くの議論が行われ、この他、
- 伊香保リンクのオープン時期について
- 事務・事業見直し委員会における判定結果について
- 旅券発給事務の市町村への権限移譲について
- スポーツ施設の設置及び管理に関する基本計画について
- 「ぐんまちゃん」の着ぐるみについて
- 東国文化発信について
- 女性相談員の待遇について
- 敷島公園内のスポーツ施設管理のあり方について
- 文化遺産を活かした地域活性化事業について
- 災害時のボランティア派遣について
- 歴史博物館改修後の再開館について
- ウインタースポーツの振興について
- 県と渋川市との職員交流の取り組みについて
- 男性の育児参加について
- DV被害者支援対策について
など、活発な議論が行われました。
続きまして、健康福祉部及び病院局関係については、
- 子宮頸がんワクチンの接種について
- 医療費増加の現状について
- 介護人材の育成及び確保について
- 在宅医療の取り組みについて
- 海外療養費支給制度について
- 国保会計の現状及び滞納額について
- がん治療技術地域活性化総合特区について
- 福祉施設等への指導検査について
- TPPによる地域医療への影響について
- 社会保障制度改革国民会議報告書による地域医療や福祉への影響について
- 民生委員の選任及び県民への役割周知について
- 生活福祉資金の貸付及び償還の状況について
- 病院局における医師確保の取り組み、医療安全対策並びに管理体制について
- 介護職員による痰の吸引等について
- 特別養護老人ホーム入所指針の見直しについて
など、活発な議論が行われました。
以上、申し上げてまして、委員長報告といたします。