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厚生文化常任委員会(平成25年6月13日)
厚生文化常任委員会 委員長 井田 泉
井田泉委員長
厚生文化常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
はじめに、付託議案についてでありますが、第85号議案「平成25年度群馬県一般会計補正予算」に関して、地方消費者行政活性化基金や、地域支え合い体制づくり、自殺対策などの各事業における取り組みの成果、及び補正予算による効果などについて質疑されました。
次に、第86号議案「群馬県子ども・子育て会議条例」に関して、会議の設置目的や構成員選定の考え方について質され、女性や事業従事者の積極的な委員登用が要望されました。
次に、第90号議案「群馬県総合スポーツセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」に関して、これまでの施設使用料の推移や利用料金制度導入のねらい、指定管理料のあり方などについて質され、指定管理者による目的外使用の増加を懸念する観点から、対応についての見解が求められました。
また、同条例で定められている伊香保リンクの使用料に関して、料金の改定や減免の考え方について質され、選手強化の観点から、使用料減額の検討が要望された他、併せてリンクの開館時期や次期指定管理者の選定方法についても見解が求められました。
次に、第102号議案「平成25年度群馬県一般会計補正予算・追加提案分」に関しては、給与削減による職員のモチベーション低下に対する考えや、指定管理者の職員給与への影響について質疑されました。
また、第108号議案「平成25年度群馬県病院事業会計補正予算」に関して、給与削減に係る職員流出を懸念する観点から、退職者が出た場合の病院機能への影響や対応策等について質され、職員への十分な説明を行うことや、給与以外の勤務環境の改善などが要望されました。
最後に、承第2号「専決処分の承認について」に関して、繰り越しとなった保育所の増改築事業の詳細について質疑されました。
以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案のうち、第90号、第102号、第108号の各議案は多数をもって、その他の議案は全会一致をもって原案のとおり可決・承認すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
この他、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
はじめに、生活文化スポーツ部関係については、
- DV対策基本計画の策定について
- 女性相談センター及び男女共同参画センターにおける相談状況について
- NPO法人の認証件数及び活動休止状況について
- 消費者基本計画の策定スケジュールについて
- NPO協働提案パイロット事業について
- 携帯端末のフィルタリングについて
- スポーツ施設整備計画の策定について
- 伊香保リンクにおける指定管理者の選定について
- 競技力向上対策費の配分について
- 上野三碑の世界記憶遺産登録について
- スポーツ振興に係る指導者の養成及び顕彰のあり方について
- 冬季国体の開催に向けた施設整備について
- 敷島公園のスポーツ施設管理について
- 県立歴史博物館改修の進捗状況について
- 下仁田ジオパークの取り組みについて
- 男女共同参画推進員の設置状況について
- 災害ボランティアと社会福祉協議会との連携について
- グラウンドゴルフ場の整備について
- スポーツインフラの有効活用について
- 消費税増税に伴う対応について
次に、健康福祉部及び病院局関係については、
- 動物愛護センター構想について
- 口腔保健支援センターの設置について
- 民生委員・児童委員への個人情報提供について
- 救急搬送支援システムの運用状況について
- 老人クラブの現状等について
- 自殺対策について
- 地域医療再生計画の事業期間について
- 医師の当直時の給与の現状について
- 新たな出生前診断について
- フッ素を利用したむし歯予防について
- 犬や猫の殺処分の状況について
- 動物愛護推進員の活動状況について
- 重粒子線治療の実績等について
- 生活保護における窓口対応等について
- 認定こども園について
- 医師修学資金貸与制度について
- 災害時における要援護者支援について
- がんの緩和ケアについて
- 乳児担当保育士加配事業について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。