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文教警察常任委員会(平成25年6月13日)

文教警察常任委員会 委員長 須藤 和臣

写真:須藤和臣委員長
須藤和臣委員長

 文教警察常任委員会に付託された案件の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
 はじめに、第94号議案「群馬県青少年会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」について、今回導入しようとする青少年会館の利用料金制の概要が質されました。
 次に、第95号議案「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例の一部を改正する条例」でありますが、現行条例において、検挙にあたり支障が生じた事例や、今回の改正内容を、県民に対して、どのように周知していくのかが質されたほか、将来起こるであろう新たな犯罪行為を未然に防止するため、研究、研鑽を重ねるよう要望されました。
 次に、学生寮上毛学舎再整備事業に係る、第99号議案「財産の交換及び取得について」でありますが、まず、新たな上毛学舎の各居室の仕様と東京都世田谷区の条例による建築規制との関係が質されました。
 続いて、今回の整備手法における、建物の品質確保策について質されたほか、今後、建設費が高騰した場合の対応や、地域企業の事業参画への配慮について、質疑されました。
 さらに、「平成27年春の供用開始を目指す」とする当局の説明に対して、「確実な実現」のための担保について、あらためて、当局の見解が問われました。
 また、今回の上毛学舎再整備事業が、入居する学生だけでなく、他の多くの学生にも広く恩恵をもたらすようにとの観点から、寮費のうち一定金額を積み立て、奨学金として活用するなどの方法を検討するよう要望されました。
 次に、第102号議案「平成25年度群馬県一般会計補正予算」でありますが、今回の職員給与の削減について、国の方針を受けて、本議案が提出されるまでの経過などが質されるとともに、今回の措置に対する教育長及び警察本部長の見解が求められました。
 以上の質疑を踏まえ、付託議案について採決した結果、第102号議案は、多数をもって、その他の議案は、全会一致をもって、原案のとおり可決・承認すべきものと決定いたしました。
 引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりでございます。
 この他、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
 まず、教育委員会関係でありますが、

  • いじめ問題対策推進事業の進捗状況について
  • ノーテレビ・ノーゲームデーの必要性について
  • 県立高等学校の諸会費について
  • 通学路の安全対策について
  • 幼稚園の保護者のための人権教育資料「めぶき」の活用について
  • 県立学校施設の老朽化への対応について
  • 沼田・利根地区の高校再編について
  • 利根商業高校の県立移管に係る検討状況について
  • 教職員のICT活用状況について
  • 県教育委員会と市町村教育委員会の連携の必要性について
  • 前橋高等養護学校伊勢崎分校の施設整備について
  • 第2期教育振興基本計画の策定において、「連携」などの言葉の表わす意味や内容を明確化する必要性について
  • 学校給食モニタリング事業の対象から群馬県が外れたことへの対応について

 続いて、警察本部関係でありますが、

  • 刑法犯認知件数が大幅に減少している要因について
  • 子ども及び女性の安全対策の現状について
  • 運転免許更新時の視力検査について
  • 山岳警備隊の活動状況及び装備品の整備状況について
  • 警察職員の独身寮及び世帯用宿舎の整備状況について
  • 災害時における交通対策について
  • 複雑化する現代社会に対応した治安対策について
  • 通学路の安全対策について
  • 高崎北警察署の建設計画の現状について

 これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
 以上、申し上げて委員長報告といたします。


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