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文教警察常任委員会(上毛学舎再整備事業について ほか)平成25年1月24日
1.開催日時
平成25年1月24日 9時30分~10時06分
2.開催場所
302委員会室
3.出席委員
委員長:井田泉、副委員長:臂泰雄
委員:中村紀雄、委員:須藤昭男、委員:大沢幸一、委員:狩野浩志、委員:大手治之、委員:金井康夫、委員:藥丸潔、委員:小川晶
4.欠席委員
なし
5.主な質疑
(1)上毛学舎再整備事業について
質問:企画提案競技の応募・審査状況について、8者のうち最優秀提案者と次点が残ったが、2者だけ残した根拠は何か。
答弁:最終的には1者と交渉するが、万一、優先交渉が頓挫したときに備えて、通常この種の企画提案競技では、次点者も選定しておくこととなっている。
質問:施設整備後、3~5年経過し、事業者が他事業で不振となってしまった場合、上毛学舎が経営悪化のとばっちりを受ける心配はないという理解でよいか。
答弁:負担付建物贈与の手法は、所有は県側の名義だが、建物収益を債権とする契約に基づき、整備費の一部と管理運営費を寮費回収で賄っていくこととなっているので、はっきりしない部分があり、契約先の事業者が経営不振に陥ったとき、トラブルに巻き込まれる可能性はあるが、それ以外の手法では、そうした心配はない。
(2)体罰に係る実態把握について
質問:調査項目や調査方法によって、現れてくる結果も異なると思う。しっかりと研究して、項目等を作成する必要があると思うがどうか。
答弁:そのとおりであり、漠然とした調査ではわからないため、「叩かれた」や「長時間立たされた」などの具体的な項目にして調査できるようにしたいと考えている。また、安心して回答できるように配慮するとともに、実態が現れるような工夫をしていきたい。
質問:体罰の定義を県教育委員会ではどう捉えているか。体罰の定義をしっかりとしておく必要があると考えるどうか。
答弁:生徒に対して、肉体的精神的に苦痛を与えることは、広く体罰であると考えないと、曖昧になってしまうと思う。具体的には、文部科学省の通知等にも規定されており、基準は明確にしておく必要があると考えている。
質問:体罰に係る調査をすることで、教員が萎縮し、生徒指導が疎かになったり、熱心な指導が体罰と捉えられたりすると教育にマイナスになるが、教員がやる気を損なわないような取組について、県教育委員会としてどう考えているか。
答弁:何を以て体罰とするか、その基準をしっかりと示すことが重要なことであると考えており、教員がしっかりと指導できるように配慮して、調査を行っていきたいと考えている。
質問:小学校から高校までの児童生徒に対して調査を行うということであるが、調査内容は同じものか。
答弁:文部科学省への報告内容は決まっているが、調査については、児童生徒の発達段階に応じたものにしていきたいと考えている。