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国際戦略対策特別委員会(平成25年3月19日)

国際戦略対策特別委員会 委員長 久保田 順一郎

写真:久保田順一郎委員長
久保田順一郎委員長

 国際戦略対策特別委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
 はじめに、付託議案である第1号議案「平成25年度群馬県一般会計予算」に関連し、開設される上海事務所における将来的な取り組みを含め、戦略の3本柱だけではない地元ニーズへの対応について質された他、議員による外交努力や、近く設立が予定されている「群馬県日本中国友好協会」に対する期待について、当局の見解が求められました。
 次に、国際交流推進事業費の内訳について質された他、留学生など若い世代を活用した情報発信事業の取り組み状況や今後の方針、「こんにゃく」の輸出促進対策についても質疑されました。
 また、海外からの教育旅行誘致に関する本年度の実績が質され、今後の継続した取り組みが要望されました。
 次に、県内で情報発信力を持つ人や、留学生、NGOなどの人材活用に対する考え方について質されるとともに、県民に向けても上海事務所設置の必要性などをしっかりと情報発信するよう要望されました。
 最後に、今後、ターゲットを絞り、メリハリをつけた戦略を展開することが必要との観点から、取り組み方針について質された他、外国人誘客促進を含む観光振興条例の制定に関しても、当局の見解が求められるなど、活発な議論が行われました。
 以上のような点も踏まえ採決した結果、当委員会に付託されました平成25年度関係議案は、全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
 なお、3月4日に開催された委員会において、今定例会をもって、本委員会における付議事件の審査を全て終了するとともに、これまでの議論や調査などを踏まえた提言書を知事あてに提出することを確認し、3月13日の委員会において、「群馬県上海事務所を最大限活用し、東アジアの活力を取り込むために「群馬県国際戦略」に掲げられている重点施策の着実な推進を図ること。また、現地での「人脈づくり」を積極的に行うこと。」、「目標とする外国人宿泊者数10万人の達成に向け、「温泉」、「ゴルフ」、「スキーやアウトドア体験」、「重粒子線施設」など、群馬県の強みとなる魅力を前面に出した誘客促進を図ること。」、「農畜産物の輸出に関し、関係各国において規制が続いている現状にあって、一日でも早く解除されるよう、国に対して継続的に働きかけを行うこと。」、「海外進出した企業のリスクマネジメント等を含め、必要な情報提供を行うなど、しっかりとした支援体制を確立すること。」など、14項目からなる「群馬県の国際戦略に関する提言」について協議し、全会一致をもって決定いたしました。
 また、委員会報告書につきましても、併せて内容審査を行い、全会一致をもって決定し、議長あてに提出いたしました。
 以上、申し上げて委員長報告といたします。


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