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産経土木常任委員会(平成24年7月11日)
1 調査目的
閉会中の委員会活動として、下記事項について県内調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。
- 中小企業の振興について
- 労働者支援と労働環境整備について
- 雇用対策の推進について
2 調査期間
平成24年7月11日(水曜日)
3 調査項目
(1)株式会社浅野(伊勢崎市)
株式会社浅野は、昭和28年創立以来の長い歴史や培ったノウハウ、高い技術力を持つ企業であり、年間の製作部品は10,000種類以上にも及びます。
国内の試作加工におけるトップクラス企業ですが、単なる試作板金加工に限らず、切削・溶接・量産金型・樹脂金型部門をも持ち、試作~量産までの一貫生産体制を確立しています。また、試作加工時のプレス成形ノウハウを顧客にフィードバックし、そのノウハウを反映した量産金型を製作することで、顧客の開発期間の短縮・コスト削減に寄与する提案型メーカーでもあります。
優れた技術を有する企業を中心とした厚い産業集積が群馬県の特色ですが、今回、先進的な「ものづくり」を実践する企業を訪れ、「ものづくり」の現状を調査しました。
株式会社浅野前にて
(2)前橋産業技術専門校(前橋市)
前橋産業技術専門校は、「職業能力開発促進法」に基づき設置された職業能力開発を行う施設です。沿革は、昭和14年に前橋職業紹介所の職業補導所として前橋市才川町に発足したことを始まりとしますが、その後、幾多の機構改革を経て、平成7年4月1日に現名称に変更され、平成9年4月1日には現在地に新築移転となりました。
企業にとって即戦力となる人材を育成するため、小数精鋭、実技中心のカリキュラム、充実した実習設備、様々な資格取得などを特色とした授業を行っており、その成果は高い求人倍率と就職率となって現れています。
そこで、群馬県の優れた「ものづくり」を支える、技術者・技能者などの人材育成の現場を調査しました。
教室内での説明
4 出席委員
委員長:須藤和臣、副委員長:桂川孝子
委員:南波和憲、委員:岩井均、委員:織田沢俊幸、委員:岩上憲司、委員:伊藤祐司、委員:角倉邦良、委員:あべともよ、委員:清水真人