健康福祉常任委員会（令和5年6月13日）

健康福祉常任委員会委員長報告

委員長　斉藤　優

　健康福祉常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
　はじめに、付託議案についてでありますが、第81号議案「令和5年度群馬県一般会計補正予算」に関して、まず、生活こども部関係では、低所得ひとり親世帯向けの給付金に関して、申請を要する方への周知広報について質疑が行われるとともに、申請を要する方に対して漏れなく対応するよう要望されました。
　続いて、健康福祉部関係では、高校生世代の医療費無料化に関し、10月実施となった経緯について質疑されました。
　次に、第93号議案「令和5年度群馬県一般会計補正予算」に関して、健康福祉部関係では、医療機関への物価高騰対策支援の具体的な内容に関して質疑されました。
　その他の議案についても慎重に審議の上、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって、原案のとおり可決・承認すべきものと決定いたしました。
　続いて、「国民皆歯科健診の実現を求める意見書」の発議についてですが、人生100年時代を迎える中で、健康寿命を延ばすためには、歯と口腔の健康維持が極めて重要です。しかしながら、成人期以降の歯科健診等は義務づけがされておらず、受診体制が十分とは言えないことから、国民皆歯科健診の実現に向けた具体的な検討を早急に進めることなどを、国に強く要望するものであり、採決の結果、全会一致をもって本委員会から発議することに決定いたしました。
　このほか、委員会の所管事項に関して、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
　まず、生活こども部関係については、

• 北部児童相談所について
• ヤングケアラー支援について
• 同和問題への取組について
• ぐんまパートナーシップ宣誓制度の現状と課題について
• 群馬県の人口動態統計概況における出生数、合計特殊出生率及び婚姻数とその背景等について

　次に、健康福祉部・病院局関係については、

• 介護施設の嘱託医の確保について
• 労働基準法の改正に伴う医師の働き方改革について
• 5類移行後の新型コロナ対策について
• コロナワクチンの副反応対策について
• 小児医療センター再整備マスタープランの現在の検討等の状況について
• 自立支援型地域ケア会議について
• がん検診について
• 歯科口腔保健の推進について
• 帯状疱疹ワクチンの補助について

　これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
　以上、申し上げまして、委員長報告といたします。