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文教警察常任委員会(令和5年3月10日)
文教警察常任委員会 委員長 今泉 健司
委員長 今泉 健司
文教警察常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、付託議案の審査についてでありますが、第1号議案「令和5年度群馬県一般会計予算」に関して、まず、警察本部関係では、山岳遭難対策について、山岳遭難対策用無人航空機の整備概要や、山岳遭難の現状及び登山届の受理状況について質疑されるとともに、山岳遭難対策用無人航空機を有効活用することで、隊員の安全確保に努めることや、機体費は、クラウドファンディングにより広く資金を募っていくことについて、周知に努めるよう要望されました。
また、高崎警察署倉賀野町交番の新築整備内容や体制について質疑されるとともに、交番の負担状況に応じた体制を確保するよう要望されました。
続いて、教育委員会関係では、伊勢崎地域特別支援学校再編整備に関して、具体的な内容や進捗状況について質疑されました。
次に、県立夜間中学開校準備に関して、学校説明会の具体的な内容や反響について質疑されました。
また、県立高校等における日本語指導の体制づくりに関して、単位認定に向けたスケジュールについて質疑されるとともに、日本語指導員育成の強化に取り組むよう要望されました。
以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
続いて、「地域の実情に応じた信号機設置等を求める意見書」の発議についてでありますが、地域住民から信号機設置要望が数多く寄せられており、警察に対し信号機設置の要望を行っているところでありますが、警察庁が示した「信号機設置の指針」などの合理性が優先され、地域住民の要望や地域の実情を反映することが難しい状況となっています。
このため、地域の実情等に応じた信号機の設置等の交通安全施設整備が行われるよう、「信号機設置の指針」などの見直しを国に強く要望するものであり、採決の結果、全会一致をもって、本委員会から発議することに決定いたしました。
このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
はじめに、警察本部関係については、
- 設計業務に関する入札基準について
- 高齢者講習の受講について
- 運転技能検査の現状について
- 凶悪事件被害に遭わないための防犯対策について
- 上州くん安全・安心メールの登録状況について
- 警察職員の単身赴任の状況及び年次有給休暇の取得状況について
- 男性警察職員の育児休業の取得状況について
次に、教育委員会関係では、
- 教員不足解消の取組について
- 教職員の多忙化解消に向けた「提言R5(アールゴ)」を進める決意について
- コミュニティ・スクールの導入率向上の取組について
- 部活動の地域移行とコミュニティ・スクールの親和性について
- 特別支援学校の介助担当員の雇用形態、勤務内容及び採用数について
- 特別支援教育就学奨励費の概要について
- 芸術科目における教科指導の充実と専門教員の確保について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。