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環境農林常任委員会(令和5年3月10日)
環境農林常任委員会 委員長 岸 善一郎
委員長 岸 善一郎
環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、付託議案の審査についてでありますが、第1号議案「令和5年度群馬県一般会計予算」に関して、まず農政部関係では、有機農業の推進について質疑されるとともに、農林大学校に新設される有機農業コースの周知について要望されました。
次に、生産コスト増加に伴う農畜産物の、適正な価格形成に向けた県の見解について質疑されました。
次に、群馬県みどりの食料システム基本計画における畜産試験場の取組について質疑されました。
また、ぐんまフラワーパークリニューアル後の施設の位置づけ等について質疑されました。
続いて環境森林部関係では、県立赤城公園活性化整備に関し、地元及び関係団体との調整状況等について質疑されました。
次に、安中総合射撃場の問題点について質されるとともに、早期開場について要望されました。
次に、食品ロス削減に関して、ドギーバッグ普及の現状と課題について質疑されました。
また、不適切な廃棄物置き場に対する県の対応について質疑されました。
続いて、第29号議案「群馬県放牧場条例の一部を改正する条例」に関し、浅間家畜育成牧場の使用料改定による畜産農家の影響等について質疑されました。
また、第52号議案「令和4年度群馬県一般会計補正予算」に関し、肥料価格高騰緊急対策事業について質疑され、支援の対象に来年度の秋肥(あきひ)分を追加するよう、要望されました。
以上の点をふまえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって、原案のとおり可決・承認すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
続いて、「農林水産業における資材等高騰への支援を求める決議」の発議についてであります。昨今の資材価格等の高騰により、農林水産業者の経営は大変厳しい状況にあり、一部では存続が危ぶまれる声が上がっております。このため、農林水産物等の適正な販売価格形成に向けた仕組みの構築を国に要望すること、また、価格高騰が続く電気や燃料、肥料・飼料等に関して、資材の安定供給に向けた体制整備や影響を受ける農林水産業者への支援を行うことを強く要望するものであり、採決の結果、全会一致をもって本委員会から発議することを決定いたしました。
このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
まず、農政部関係では、
- ぐんまフラワーパークの赤城周辺施設及び公共交通機関等との連携について
- 玄米等、有機農産物のブランド化について
次に、環境森林部関係では、
- 大手製材工場の誘致について
- ぐんま緑の県民税の県民等への理解促進及び検証結果の説明について
- 東邦亜鉛株式会社及び大同特殊鋼株式会社のスラグ撤去について
- 狩猟免許取得に係る利便性向上等について
- 事業所で発生する悪臭対策について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。