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文教警察常任委員会(令和4年12月14日)
文教警察常任委員会 委員長 今泉 健司
委員長 今泉 健司
文教警察常任委員会に付託(ふたく)されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、付託議案の審査についてでありますが、第147号議案「令和4年度群馬県一般会計補正予算」に関して、G7デジタル・技術大臣会合に伴う警備や交通対策について質疑されるとともに、県民の生命・財産を守ることも含めて、群馬県の存在感を示す大事なイベントの成功に向け組織一丸となって準備するよう要望されました。
次に、第163号議案「群馬県暴力団排除条例の一部を改正する条例」に関して、現在の暴力団の情勢や条例改正内容の詳細及び効果などについて質疑されました。
以上の点を踏まえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
続いて、意見書の発議についてでありますが、はじめに、「交通安全施設整備に向けた財源確保等に関する意見書」の発議についてでありますが、安全・安心な交通環境を整備するためにも信号機や横断歩道の整備等の財源確保は喫緊の課題であり、地域住民からも信号機の設置などの要望も多数受けているところであります。このため、信号機のLED化等の交通安全施設整備の拡充、通学路の安全確保に向けた支援の強化等を国に要望するものであります。
次に、「少人数学級の拡充・教職員定数の改善を図るための、2023年度政府予算に係る意見書」の発議についてでありますが、2021年の公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の改正法の成立により、小学校の学級編制標準は段階的に35人に引き下げられるものであります。本県ではいち早く「ニューノーマルぐんまクラスプロジェクト」により、中学校まで35人以下学級の編制が行われておりますが、国の制度による中学校・高等学校での早期実現も必要であります。このため、学級編制の制度面はもとより、それに伴う予算措置を講じるよう、国に要望するものであり、採決の結果、いずれも全会一致をもって、本委員会から発議することに決定いたしました。
このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
はじめに、警察本部関係については、
- 重大事故発生後の交通安全対策について
- 外国人総合対策室の設置経緯と業務概要及び具体的な取組について
- 警察犬の活動状況について
- 中・高生の自転車事故の現状と今後の防止対策について
- 少年サポートセンターの活動状況と関連機関との連携状況について
次に、教育委員会関係では、
- 学校における紫外線対策の取組について
- 県教育文化事業団の高等学校等奨学金貸与事業の連帯保証人の見直しについて
- 教職員の働き方改革及び人員配置について
- 養護教諭の多忙化解消について
- 夜間中学校における開校時間及び授業のオンデマンド化の検討状況について
- 不登校児童生徒への支援に関するフリースクール等との連携状況について
- 特別支援学校における学級編制基準や強度行動障害のある児童生徒への支援について
- 学校図書館への新聞配備について
- 学校給食時における黙食の対応状況について
- 教員採用試験の倍率低下における要因と今後の対応について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。