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平成28年度は「ぐんまふるさと納税」に、301人の方から345件3,706,815円のご寄附をいただきました。あらためまして、厚くお礼申し上げます。
お寄せいただいた寄附金は、皆様にお選びいただいた寄附メニューに合わせて活用させていただきましたので、ご報告致します。
今後も、先人から受け継いできた「群馬の限りない可能性」を大きくはばたかせ、皆さんが誇りを持てる「ふるさとぐんま」を築くため、積極的な取組を進めて参りますので、引き続き、群馬県に対して温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
寄附メニュー | 件数 | 金額 |
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尾瀬国立公園の保護・適正利用の推進 | 62件 | 511,000円 |
世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」・ぐんま絹遺産の保存活用 | 26件 | 216,000円 |
「観光立県ぐんま」推進 | 18件 | 163,000円 |
ふるさとぐんまの子育て支援 | 62件 | 558,381円 |
豊かな水源・森林づくり | 14件 | 228,000円 |
芸術・文化・スポーツの振興 | 10件 | 169,000円 |
「ぐんまの食と農」応援 | 12件 | 90,000円 |
ぐんまちゃんが魅力を発信!群馬のイメージアップ | 29件 | 308,834円 |
県政一般 | 112件 | 1,462,600円 |
合計 | 345件 | 3,706,815円 |
至仏山での植生復元調査の様子
尾瀬国立公園の西端に位置する至仏山は、高山植物の宝庫であり、日本百名山にも数えられ、多くの登山者に親しまれています。
しかし、長年にわたる登山の影響により、登山道周辺の植生荒廃や裸地化などの問題が生じています。至仏山の保全は、尾瀬を守り続ける上で重要な課題の一つです。
皆様からお寄せいただいた寄附金は、至仏山の荒廃防止対策として、登山道の補修や周辺の植生回復作業を行うための費用として活用させていただきました。
県管理木道修繕(階段架け替え)
美しい景観と貴重な生態系が保たれている尾瀬国立公園には毎年多くの登山者が訪れます。
自然を守り、登山者の安全を確保するために、群馬県では関係者と連携して登山道の整備を行っています。ヘリコプターでの資材運搬や多雪による破損の補修等、山岳地ならではの特殊事情もあり、多くの経費がかかります。
皆様からお寄せいただいた寄附金は、その経費として活用させていただきました。
富岡製糸場
「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録を契機に、絹に関する遺産や文化への関心が高まっています。そこで群馬県は「群馬県世界遺産・ぐんま絹遺産継承基金」を設置して、「富岡製糸場と絹産業遺産群」をはじめとする「ぐんま絹遺産」の継承に資する事業に役立てています。
皆様からお寄せいただいた寄附金は、この基金に積立て、世界遺産と「ぐんま絹遺産」を後世に引き継いでいくため、保存活用事業に活用させていただきました。
ググッとぐんま観光キャンペーンオープニングを飾るSL同時発車
「ググっとぐんま観光キャンペーン」は、平成23年の群馬デスティネーションキャンペーンを契機に継続実施している観光キャンペーンです。平成28年度は10月~12月にキャンペーンを開催し、首都圏はもちろん北陸新幹線金沢開業によりアクセスが向上した北陸地域、また、関西・中京圏等に対して集中的に広報宣伝・誘客促進事業を実施しました。
皆様からお寄せいただいた寄附金は、県の魅力をPRするためのポスターの作成等に活用させていただきました。
ぐんま観光マップ
「ぐんま観光マップ」は、本県の観光宣伝の重要なPRツールとなっており、県内外のイベント等で配布し誘客を図っているほか、本県を訪れる旅行客のプランニング等にも役立っています。
全県域の地図と併せて、世界遺産に登録された「富岡製糸場と絹産業遺産群」、草津・伊香保・水上・四万などの温泉、高山植物の宝庫である国立公園「尾瀬」など、本県の主な観光地や施設などを掲載しています。
皆様からお寄せいただいた寄附金は、本県の観光PRのため、平成28年度に約17万部発行した「ぐんま観光マップ」の作成に活用させていただきました。
ぐんましるべ 旅の周遊ガイド
平成29年度から「ググっとぐんま観光キャンペーン」が夏休み期間を含む7~9月の開催となるのに合わせ、家族連れをメーンターゲットとした周遊観光モデルコースを紹介するパンフレット「ぐんましるべ 旅の周遊ガイド」を新たに作成しました。
県内の観光案内所や道の駅などでの配布のほか、県外での観光キャラバン等のイベントでも積極的に配布しております。
皆様からお寄せいただいた寄附金は、15万5千部発行した当パンフレットの作成に活用させていただきました。
小児科を受診する子ども
少子化が進む中、子どもを育てやすい環境づくりが求められています。
本県では、子育て世帯の経済的負担を軽減するとともに、子どもたちが、県内どこに住んでいても、安心して必要な医療が受けられるように、市町村と協力して中学校卒業までの子どもの医療費の助成を行っています。所得制限や受診時の自己負担がなく、入院・通院を問わない医療費助成は、全国トップレベルの手厚く利便性の高い制度です。
皆様からお寄せいただいた寄附金は、子ども医療費助成事業の財源の一部として活用させていただきました。
オレンジリボンキャンペーングッズ
児童相談所や市町村における児童虐待の相談対応件数は依然として増加の一途をたどっており、児童虐待は社会全体で防止すべき重要な課題となっています。
県では、11月の児童虐待防止推進月間を中心に、「オレンジリボンキャンペーン」を実施いたしました。
皆様からお寄せいただいた寄附金は、このキャンペーン等での広報啓発活動に有効に活用させていただきました。
おぜのかみさま
近年、スマートフォン等インターネット機器の急速な普及により、青少年の大半がインターネットを利用する状況となり、青少年が被害者又は加害者になる事件が発生して、大きな社会問題となっています。
県では、インターネットに起因するトラブルや事件等から青少年を守るため、セーフネット標語「おぜのかみさま」の普及・啓発を県警察、市町村及び青少年育成推進員等と連携して継続推進しています。
皆様からお寄せいただいた寄附金は、「おぜのかみさま」の普及・啓発活動のため、有効に活用させていただきました。
森林整備体験
県土の3分の2を占める群馬県の森林は、豊かな水を育み、災害防止や二酸化炭素を吸収するなど様々な恵みをもたらしてくれます。
皆様からお寄せいただいた寄附金は、県民の大切な財産である森林を守り育てるため、「ぐんま緑の県民基金事業」において、地理的、地形的な条件により放置されている森林の整備や、地域の実情に合わせ市町村やボランティア団体が取り組む荒廃した里山・平地林の整備や森林環境教育などのための費用として活用させていただきました。
上野三碑リーフレット
群馬県は、古代東国の中心地としてとても栄えていました。
県では、子どもたちが郷土への愛着や誇りを持てるよう、県内に貴重な歴史的な文化遺産がたくさんあるということを皆さんに知っていただきたいと思っています。
皆様からお寄せいただいた寄附金は、約1300年前に建てられた3つの古代の石碑「上野三碑(こうずけさんぴ)」のユネスコ「世界の記憶」への登録に向けた取組に活用させていただきました。
平成29年は、上野三碑のユネスコ「世界の記憶」への登録が期待されておりますので、今後とも御支援をよろしくお願いいたします。
修繕された神楽面
古くから地域に根付いてきた伝統文化(民俗芸能)は、人と人との絆を深め、豊かな社会をつくる上で大事な役割を果たしてきました。
一方で、それらのなかには、近年の急激なライフスタイルの変化のなかで、継承が困難になっているものもあります。
そこで県では、こうした地域の貴重な伝統文化を守り、伝え、育てていこうとする活動を支援する「群馬のふるさと伝統文化支援事業」を実施しています。
皆様からお寄せいただいた寄附金は、獅子舞や歌舞伎などの道具の修繕、伝統文化を次の世代に伝えるための教室の開催などに活用させていただきました。
フルマラソンスタートの様子
フルマラソンを導入して2回目となる「ぐんまマラソン」を11月3日に開催しました。
当日は、県内外から1万5千人を超えるランナーが参加し、上毛三山や利根川といった群馬のシンボルに見守られながら、ゴールを目指しました。
大会では、2千5百人以上のボランティアが運営を支えたほか、地域住民が温かい声援でランナーを後押しし、多くの人が楽しむ賑やかな大会になりました。
また、フルマラソンにおいては県外からのランナーが3割を超えるなど、多くの人に群馬の魅力を伝えることができました。
皆様からお寄せいただいた寄附金は、「ぐんまマラソン」の開催に活用させていただきました。
わくわく準備体操
総合型地域スポーツクラブは種目の多様性、世代や年齢の多様性、技術レベルの多様性という3つの多様性を持ち、子どもから高齢者までが自身の体力や技術レベルに応じて、身近な地域で継続的にスポーツに親しむことができ、地域の方々が主体的に運営するクラブです。現在、県内27市町村に44クラブが設立されています。
皆様からお寄せいただいた寄附金は、この総合型地域スポーツクラブの活動や運営の支援に活用させていただきました。
群馬県が育成したリンゴ新品種「紅鶴」
本県のリンゴ栽培面積は全国第8位を誇り、関東最大のリンゴ産地として知られています。特に標高が高い中山間地域では、昼夜の温度差や日照時間の長さ、内陸特性の気候など良好な条件が整い、品質・食味ともに優れるリンゴが生産されています。販売は、直売所や観光リンゴ園を中心に行われており、貴重な観光資源のひとつとなっています。
農業技術センター(中山間地園芸研究センター)では、「陽光」、「あかぎ」、「ぐんま名月」、「おぜの紅」、「紅鶴」など数多くの優良なリンゴ品種を育成しており、本県リンゴ栽培品種の構成割合の4割以上を県育成品種が占めるまで普及・定着化しています。
皆様からお寄せいただいた寄付金は、多様化する消費者(観光客)ニーズに対応したリンゴ新品種の育成や、栽培管理技術開発などに活用させていただきました。
イベントで群馬県のPRをするぐんまちゃん
東京から 100km圏に位置する群馬県は、緑豊かな自然、風光明媚な温泉地、数多くの歴史的文化遺産、列島を縦横に結ぶ高速道路網などの多くの魅力を備えています。
これらの魅力を全国の皆様に知っていただき、群馬県を大きく羽ばたかせるため、群馬県宣伝部長の「ぐんまちゃん」が全国各地のイベントやテレビ等のマスメディアに出演し、群馬県をPRしています。
皆様からお寄せいただいた寄附金は、ぐんまちゃんを隊長とする「ぐんまイメージアップキャラバン隊」の活動費に活用させていただきました。
「地域を支え、経済・社会生活を支える人づくり」、「誰もが安全で安心できる暮らしづくり」、「恵まれた立地条件を活かした産業活力の向上・社会基盤づくり」の3つを基本政策の柱とする群馬県が推進する施策・事業に広く活用させていただきました。