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私たちは、お年寄りや障害のある人をはじめ、だれもがいきいきと心豊かに日常生活を送り、社会活動に参加できる社会の実現を願っています。そのためには、だれもが安全で快適に自分の行きたいところへ出かけ、一人ひとりがそれぞれに生きがいを持って自己実現できるような社会であることが必要です。
みんなの笑顔につつまれた明るくあたたかい社会を実現するために、思いやりの心を持ってみなさん一緒に「人にやさしい福祉のまちづくり」を進めていきましょう。
子どもから大人まで、障害の有無や国籍に関わりなく、だれもが自立し尊厳を持って、社会の重要な一員として参画し、お互いの理解を深められる心の豊かさを感じられる社会。
お年寄りや障害のある人などの行動を制限する様々な障壁を取り除き(バリアフリー)、すべての人が安全で快適に日常生活を営み、いきいきと社会活動を行うことができるまちづくりのことをいいます。
バリアフリー(Barrier Free)の意味
障壁(バリア)となるものを取り除き生活しやすくすることを意味します。もともとは建築用語として登場しましたが、最近では社会制度や文化、情報を対象とする広い意味で用いられるようになっています。具体的には次の4つのバリアを指します。
建築物や道路などの段差や設備の不備は、お年寄りや障害のある人が施設を利用する際の障壁となります。
能力以前の段階で様々な条件や基準が設けられ、入学や就職の機会が与えられないことは、制度的なバリアに該当します。
点字や手話通訳がないことにより、情報伝達が行き届かなかったり、文化に親しむ機会が制約されてしまいます。このバリアは日本語が分からない外国人にとっても存在する場合があります。
お年寄りや障害のある人に対する無関心や無知による偏見や差別が意識上のバリアを生み出します。