令和6年度ぐんま環境学校（エコカレッジ）の実施状況

1　ぐんま環境学校（エコカレッジ）の目的

環境に関する幅広い分野の講義やワークショップ、フィールドワーク等を実施することにより、地域の環境学習や環境活動を自ら進んで取り組むことのできる人材を養成することを目的としています。

2　開講状況について（令和6年度は55名が参加しています）

第1回　令和6年6月8日 開講式・オリエンテーション、森林ボランティアの取組、環境学習の進め方

〇開講式（環境政策課長挨拶）
　受講生に期待することや講義の進め方を説明し、オリエンテーションを行いました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

〇受講生同士の自己紹介
   初対面の緊張を緩和し、受講生同士の環境に対する意識を共有するため、受講生同士で自己紹介を行いました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

〇林政課職員による講義「森林ボランティア」の取組
　日本の森林の特徴、現状・問題点や森林ボランティアについて説明を受け、森林保全への理解を深めました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　  

〇高崎経済大学地域政策学部 飯島明宏教授による講義「環境学習の進め方」     
　環境教育の歩みや環境学習の実践的な活動について学び、「生物多様性とは何か」をグループで考え、発表しました。
　　　　　　　　　　　　　　　

第2回　令和6年6月29日 尾瀬の保護、気候変動・エネルギー

〇尾瀬保護財団職員による講義「尾瀬の保護」
　尾瀬の成り立ちや現状、尾瀬ボランティアの活動内容について説明を受け、今後のボランティア活動への意欲を高めました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

〇群馬大学教育学部 西薗大実名誉教授による講義「気候変動・エネルギー」
　気候変動が地球に及ぼす影響や県内における再生可能エネルギーの普及の可能性、スローモビリティ・ナローモビリティといった
　新たな視点について考えました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　

第3回　令和6年7月6日 森林ボランティア体験会【憩の森 森林学習センター】

〇森林ボランティア体験会（講義）の様子
　施設職員から下草刈りに臨むにあたっての説明を受けました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
〇森林ボランティア体験会（下草刈り体験）の様子
　森林整備に関する説明や指導を受けながら、鎌や刈払機を使用した森林整備を体験しました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

第4回　令和6年7月25日 前橋地方気象台見学【前橋地方気象台】

〇前橋地方気象台職員による講義「気候変動について」「群馬県の気象災害」
　群馬県の気候変動や気象災害について、気象観測の観点から説明を受け、理解を深めました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
〇施設見学・雲の観察
　気象台職員が普段どのように働いているのか、またどのように気象観測を行っているのかを学びました。
　また、屋上で職員から雲の観察（種類）などについて説明を受けました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
〇質疑応答
　施設職員へ質問することで疑問点を解決することができました。　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　

第5回　令和6年7月27日 自然観察会【利根郡みなかみ町土合】

〇特定外来生物「オオハンゴンソウ」の駆除作業
　自然観察指導員の指導を受けながら、特定外来生物である「オオハンゴンソウ」の駆除作業を行いました。
　年々、数は減っていますが未だに人の目が届きにくい場所では繁茂していました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
〇谷川岳周辺の自然観察
　自然観察指導員のガイドにより植生を観察し、谷川岳周辺の自然の仕組みを考えました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
〇谷川地域の両生類について（講演会）
　谷川岳インフォメーションセンターにて、群馬県野生動物研究会員から谷川地域の両生類についての講演を聴きました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

第6回　令和6年8月3日 「動く環境教室」体験

〇環境学習サポーターによる「動く環境教室」の実演
　環境学習サポーターが環境教室での活動を実演し、県内の小中学校での環境教育の現場について理解しました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

第7回　令和6年9月14日 水質保全・大気汚染・放射線対策、SDGs・ESD

〇環境保全課職員による講義「水質保全」
　群馬県の河川・湖沼の現状や地下水について理解し、群馬県の対策について学習しました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　

〇環境保全課職員による講義「大気汚染の現状と課題について」
　大気保全物質とその発生の仕組みを理解し、群馬県の常時監視やその対策について学習しました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

〇環境保全課職員による講義「放射線と土壌汚染対策」　
　群馬県の監視体制と県内の除染状況について学び、県内の放射線物質の汚染状況について理解しました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　

〇NPO法人チャウス 加藤正幸理事長による講義「SDGs・ESD」
　ESDやSDGsについて学び、グループワークを通して環境教育の理解を深めました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

第8回　令和6年10月5日 ごみの現状と対策、群馬県の脱炭素に向けた取組について、自然環境の保全

〇廃棄物・リサイクル課職員による講義「群馬県のごみの現状と対策」
　県内のごみ排出の現状と課題について理解し、群馬県の取り組んでいる対策を学びました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 

〇グリーンイノベーション推進課職員による講義「群馬県の脱炭素に向けた取組について」
　群馬県の脱炭素に向けた取組について理解し、2050年に向けた群馬県の姿について学びました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　
〇自然環境課職員による講義「自然環境の保全について」　
　生物多様性や野生動物管理について学び、自然保護の重要性を理解しました。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

第9回　令和6年11月2日 環境フォーラム2024

〇環境フォーラム2024
　群馬県環境アドバイザー連絡協議会の協力の下、日頃環境アドバイザーが行っている活動について発表を行いました。
　環境アドバイザーとして今後どのような活動を行っていくかについてヒントを得ることができました。
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　
                                           ※詳細はこちら（ECOぐんま）からご覧いただけます。

第10回　令和6年12月7日 グリーンネイバーズ群馬 ～環境に関する取組について、「わたしの企画書」グループワーク、閉講式

〇グリーンネイバーズ群馬 ～環境に関する取組について～
　企業等で働きながら、群馬県公認環境SDGsファシリテーターとしても県内各地で活躍している3名の方から活動内容について説明を受け、今後の環境活動への意欲を高めました。
　また、座談会では、今後の環境活動を継続していくためのヒントを得ることができました。
　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
〇「わたしの企画書」グループワーク
　ぐんま環境学校で学んだ内容や今後の抱負や計画についてグループ内で発表し、受講生同士で意見を交わしました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　
〇修了証書の授与
　修了要件を満たした受講生への修了証書が授与され、今後の活躍を期待して令和6年度ぐんま環境学校(エコカレッジ)を閉講しました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　 
○令和6年度ぐんま環境学校（エコカレッジ）修了生
　半年間の受講お疲れ様でした。引き続き、環境アドバイザーとしてのご活躍を応援しております！
　　　　　　　　　　　　　　　　　 
　　
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