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平成27年度ぐんま環境学校(エコカレッジ)を実施しました
1 ぐんま環境学校(エコカレッジ)の目的
自然と共生した持続可能な社会の構築を目指し、環境に関する幅広い分野の講義やワークショップ、フィールドワーク等を実施することにより、環境と人間との関わりを理解し、環境学習や地域の環境活動に自ら進んで取り組める人材を養成することを目的としています。
2 開講状況について(平成27年度は20名の受講生が参加しました。)
第1日目 平成27年7月4日 開講式、自己紹介、環境クイズ、気候変動とエネルギー
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開校式(環境政策課長挨拶)受講生に期待することや講義の進め方を説明し、オリエンテーションを行いました。
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受講生同士の自己紹介と環境クイズ 初対面の緊張を緩和し、受講生同士の環境に対する意識を共有するため、自己紹介と環境クイズを行いました。
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群馬大学教育学部西薗大実教授による講義 日本の気候変動の現状や低炭素の構築に向けた再生可能エネルギーの普及について考えました。
第2日目 平成27年7月25日 環境学習の進め方、森林ボランティア
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高崎経済大学地域政策部飯島准教授による講義 環境教育の歩みや重要性を学び、水生生物カードを使って生物多様性についてグループで話し合いました。
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森林ボランティアについて 森林の現状や森林ボランティアの活動を学習し、森林保全の理解を深めました。
第3日目 平成27年8月1日 消費行動、自然環境、尾瀬ボランティア
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環境に配慮した消費行動について 消費者を取り巻く問題や環境の変化、環境に配慮した消費生活を学習し、消費者としての意識を高めました。
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自然環境の保全 希少野生動植物の保護や種の保護条例、外来生物対策など県の自然環境保全の取組を学習しました。
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尾瀬の取組について(財団法人尾瀬保護財団職員、尾瀬ボランティア)尾瀬の取組についてボランティアの活動を中心に学習し、入山のマナーや装備について確認しました。
第4日目 平成27年8月23日 森林ボランティア体験(憩いの森・森林学習センター)
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森林ボランティアから作業器具の扱いや安全確認の指導を受けて森林整備を体験しました。
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県内各地で活躍している森林ボランティア団体から活動紹介を受けました。
第5日目 平成27年9月5日 環境保全(水質保全、大気保全、放射線対策)、リサイクル
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水質保全について 河川・湖沼の水質や地盤沈下の状況を理解し、豊かな水環境を保全するための取組を学習しました。
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大気保全について 大気汚染物質とその発生の仕組みを理解し、群馬県の常時監視や環境基準の達成状況を学びました。
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放射線について 放射線の群馬県への影響について学び、県内の放射線物質の汚染状況を理解しました。
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リサイクル法と市町村の分別収集について 日頃のごみの分別方法を振り返り、リサイクル推進のためには適切な分別が不可欠であることを理解しました。
第6日目 平成27年10月15日 清掃センターの取組(桐生市清掃センター)
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清掃センターの施設見学 様々な廃棄物の受け入れの様子や蒸気タービン発電機の稼働状況など、環境に配慮した設備を見学しました。
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リサイクル実習 ごみの分別体験を通して、ごみの多さや処理の大変さ、一人ひとりの協力必要性を実感しました。
第7日目 平成27年10月15日 尾瀬フィールドワーク(尾瀬国立公園)
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植生及び樹種の学習 鳩待峠から横田代までの特有の地形や植物などの解説を受け、尾瀬の豊かな自然環境を学びました。
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受講生集合写真 尾瀬ガイド協会認定ガイドさんと写真撮影。台風の影響で実施が延期になりましたが、12名が参加しました。
第8日目 平成27年10月31日 環境学習サポーター研修会
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環境サポーター講演 環境学習サポーター(小中学校のボランティア)が環境教室を実演し、環境学習の実践例を学びました。
第9日目 平成27年11月21日 わたしの企画書発表会、修了証書授与式等
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環境白書 県の環境の状況や施策の報告書である環境白書について、平成27年度版のデータをもとに学習しました。
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環境アドバイザーについて 群馬県環境アドバイザーの制度や活動の説明を受け、全員が環境アドバイザーの登録をしました。
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わたしの企画書の発表 環境学校で学んだ内容や今後の抱負や計画について発表し、受講生同士で意見を交わしました。
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グループワーク「群馬県のごみを減らすために」をテーマにグループで意見を出し合い、全体発表を行いました。
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修了証書の授与 修了要件を満たした受講生へ修了証書が授与され、今後の活躍を期待して平成27年度ぐんま環境学校(エコカレッジ)を閉校しました。