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「循環型社会」と「3R」って何ですか?
【1】「循環型社会」とは
20世紀は、大量生産・大量消費・大量廃棄の社会システムのもとで成り立っていました。その中で、私たちは、たくさんのモノに支えられた、大変便利で豊かな生活を送ってきました。しかし、その一方で、地球上の限りある資源やエネルギーを大量消費するとともに、大量のごみを産み出し、天然資源の枯渇、環境破壊、廃棄物処分場の不足など様々な問題に直面しています。
これらの問題を解決するために、私たちは、これまでのライフスタイルや経済活動など、社会活動自体を根本的に見直す必要があります。その時に私たちに求められるのが、「循環型社会」づくりです。
「循環型社会」とは、廃棄物等の発生を抑制し(ごみをなるべく出さず)、廃棄物等のうち有益なものは資源として活用し(ごみをできるだけ資源として使い)、適正な廃棄物の処理(使えないごみはきちんと処分)を行うことで、天然資源の消費を抑制し、環境への負荷をできる限り減らす社会のことです。
群馬県では、目指すべき循環型社会の姿を示すとともに、その実現のために各主体に求められる役割や県の施策などを明確に示すため、平成23年3月に「群馬県循環型社会づくり推進計画」を策定しました。ぜひともこの機会にご覧ください。
『群馬県が目指す循環型社会の姿』
【2】「3R」とは?
「循環型社会」を実現するためには、私たち一人ひとりが、毎日の生活の中で、「リデュース(ごみを出ないようにする)」、「リユース(繰り返し使う)」、「リサイクル(使ったものを資源として再利用する)」の取組を進めていくことが大切です。
「3R(スリーアール)」は、「リデュース」、「リユース」、「リサイクル」の英単語「Reduce」、「Reuse」、「Recycle」のそれぞれの頭文字からなり、循環型社会をつくるためのキーワード(合い言葉)です。