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ぐんま農業・農村男女共同参画行動計画
~男女がともに築く未来の農業・農村~
「ぐんま農業・農村男女共同参画行動計画」とは?
県では、平成13年度に策定した「ぐんま農業・農村男女共同参画ビジョン」を経て、平成23年度から「ぐんま農業・農村男女共同参画行動計画」へ名称を改め、農業・農村における男女共同参画の推進に総合的に取り組んでいます。本計画は、3回目の改訂となる行動計画であり、群馬県農業農村振興計画、第5次群馬県男女共同参画基本計画を踏まえ、さらなる促進を図るために策定するもので、令和3年度から令和7年度までの5か年間を推進期間とします。
現状と課題
農業・農村の持続的な発展のためには、農業従事者の約半数を占める女性の活躍が不可欠であり、農業分野のあらゆる場面において、性別に関わらず、一人ひとりが個性や能力を十分に発揮できる環境を整備することが求められています。
女性が農業に魅力とやりがいをもって主体的に経営参画するとともに、地域社会においてもリーダーとして活躍できるよう、男女共同参画社会を一層推進していく必要があります。
【推進方針1】互いの能力を発揮できる農業経営づくり(経営参画)
男女がともに農業経営に能力を発揮できるよう、家族経営協定の締結や認定農業者の認定を推進し、主体的に経営参画できる人材の育成を図ります。
また、経験の浅い女性農業者の基礎的な技術や知識の習得の場を提供するとともに、起業活動や組織活動が経営発展に繋がるよう、更なる知識や技術の向上を促します。
- 具体的な取組1 個々の能力が発揮できる環境づくり
- 具体的な取組2 自信と誇りある女性農業者の育成
- 具体的な取組3 農家生活の安定と農業経営の発展
【推進方針2】男女がともに活躍する魅力ある農村社会づくり(社会参画)
社会に参画する意識を醸成し、自らの意見を発言し行動できる人材を育成するとともに、関係機関と連携し、方針決定の場への女性の参画機会を増やします。
- 具体的な取組1 社会参画できる人材の育成
- 具体的な取組2 地域リーダーによる参画活動の推進
- 具体的な取組3 方針決定の場への参画促進
【推進方針3】誰もが活動しやすい環境づくり(環境づくり)
魅力ある農業・農村を築くため、性別や世代を超えて一人ひとりが個性や能力を十分に発揮できる環境づくりに取り組みます。
また、地産地消の取組や消費者との交流を促進するとともに、農業・農村の魅力を発信し、農業への理解と関心を深めます。
- 具体的な取組1 男女共同参画意識の醸成
- 具体的な取組2 魅力ある農村づくり
- 具体的な取組3 男女共同参画推進の体制づくり
推進目標及び推進体制
具体的な推進目標として、10の推進項目を定めるとともに、県内の農村女性団体をはじめとする関係機関等で構成する「農業・農村男女共同参画プロジェクト会議」を組織し、令和7年度に向けての進捗状況の検証及び目標達成に向けた各地域活動について検討を行います。
推進目標
推進項目 | 実績 | 目標 | |
---|---|---|---|
平成27年 | 令和元年 | 令和7年 | |
1 家族経営協定数 | 2,038戸 | 2,106戸 | 2,238戸 |
2 女性認定農業者数(女性単独+共同) (認定農業者数) |
168人 4,847人 |
307人 4,821人 |
430人 |
3 新規就農者数(45歳未満) うち女性 |
230人 51人 |
170人 30人 |
170人 35人 |
4 女性起業数 | 324起業 | 300起業 | 330起業 |
5 農村生活アドバイザー数 | 148人 | 132人 | 140人 |
6 JA役員に占める女性の割合 JA総代に占める女性の割合 正組合員に占める女性の割合 |
9.3% 8.4% 15.9% |
15%以上 15%以上 30%以上 |
|
7 農業委員数に占める女性の割合 (女性数) (農業委員数) |
10.1% 80人 791人 |
15.7% 71人 452人 |
30% |
8 女性農業者の農業関連審議会等委員割合 | 24.7% | 28.4% | 35% |
9 若手女性農業者ネットワーク数 | 4グループ | 7グループ | 11グループ |
10 ぐんま農村男女に輝くフェスティバルの参加者に 占める男性の割合 |
0% | 20%以上 |