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令和2年度第2回群馬県農政審議会
更新日:2020年11月25日
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1 日時
令和2年10月30日(金曜日) 13時30分~15時45分
2 場所
群馬県庁 29階 第1特別会議室
3 出席者
農政審議会委員:14名、県農政部:11名、事務局等:6名
4 議題
次期群馬県農業農村振興計画について
5 委員の主な意見
(1)県産農畜産物のPRについて
- 群馬には色々な農産物があり、様々な体験もでき、首都圏からも近いことをPRし、群馬県に多くの人が足を運んでいただけるようにしてほしい。
- Gアナライズ&PRチームは初耳だった。チーム自体を知っていただく取組を強化してはどうか。
- 県が取り組むのはもちろんだが、SNS等使うと個人も発信できるので、委員も広報に協力してはどうか。
(2)労働力不足・農業経営について
- 養蚕の担い手確保、養蚕農家の定着支援を進めていただきたい。
- 外国人労働力に頼らざるをえないので、外国人労働者の生活環境、給料、役職などの待遇改善を進め、働きがいのある環境を提供することが必要ではないか。
- コロナ禍での外国人技能実習生について、中長期の観点からも書き加えてはどうか。
- 週末農業を受入れてくれる県内農家を集め、相談窓口に来た方や、都内からの体験者を募ってはどうか。
- 経営理念を学べる機会はあるが、経営そのものを学ぶ機会が少ないので、こういう対応をすると会社は上手く回るというような勉強会を開催してはどうか。
- 新規で米麦農家を始める方はほぼ見ない。米麦農家は高齢化が進んでおり、もう少し危機感を高めた方が良いのではないか。
- 若い人の参入を考えると、効率化を進め、趣味と両立できるようにすることも必要ではないか。
- LINEなどを活用し、薬害や病気などについて画像を見ながら指導してもらえる仕組みができると良い。
- 新規親元就農について、今までは親の財産があるということで補助事業が無かったが、機械・施設の更新には費用がかかるので、県にも力を貸していただきたい。
(3)鳥獣被害対策について
- 鳥獣被害対策に興味を持っていただき、若い捕獲の担い手を育てていくことが大事である。
(4)耕作放棄地対策について
- 耕作放棄地になっているところは、所有者の負担で整備する仕組みを作れないか。
- 耕作放棄地になる一歩手前で加工業者等と収穫と管理の分担などの連携をすることで、耕作放棄地を増やさずに済むことができるのではないか。
- 上手くいっている取組を積極的に紹介して、コミュニティ作りを進めていただきたい。
(5)関係団体、他産業等との連携について
- 産地の方と加工業者で連携して、商品に群馬県産使用と表記し、全国や首都圏の店舗に並べ、良いものだとPRしていく取組ができれば、県全体として伸びていけるのではないか。
(6)その他
- 6次産業化に取り組む際に、コロナ禍でイベントの開催、イベントへの出展、それに対する県の支援などが難しくなっているが、何かそれに代わる施策を考えられないか。
- 6次産業化に既に取り組んでいる方へのフォローアップ研修はできないか。
- 県産農畜産物は県内だけでなく、全国、海外にも届けられているので、策定の趣旨は全国や世界に向かっての文言を盛り込んではどうか。
- 群馬県の農畜産物は生産量等の客観的なデータがあるので、もっと数値目標を多く取り入れてはどうか。
- ドローンや無人トラクターを使うと、「農業で遊ばず、仕事としてやるように」と言われることがある。スマート農業への普及啓発を進めることが重要ではないか。
- 大型農家だけではなく、個人の野菜農家を後押しすることで、小さい園芸農家の力を積み重ねて群馬の園芸を維持する取組をお願いしたい。
- 群馬県農業が儲かるような、基盤強化できるような施策をお願いしたい。
6 結論
委員の意見を今後の次期農業農村振興計画策定等に生かしていく。