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平成30年度 ぐんま農業新技術

更新日:2018年12月6日 印刷ページ表示

軟弱野菜調製機の開発及び現地適応性について

農業技術センター 企画部 機械施設係(連絡先 電話:0270-62-1021)

ホウレンソウを対象とした軟弱野菜調製機(以下、新型調製機という。)は、従来機よりも作業精度が向上し、経験の浅い作業者でも熟練者の慣行手作業と同等の能率で調製作業ができる。

新型調製機(供給コンベアに一株ずつ置く・自動で根切りと下葉除去・排出側で仕上げ調整するの様子)の画像
新型調製機

水稲奨励(認定)品種「いなほっこり(仮称)」の基肥・追肥体系における施肥基準

農業技術センター 東部地域研究センター(連絡先 電話:0276-72-0355)、稲麦研究センタ-(連絡先 電話:027-269-4171)

水稲新奨励(認定)品種「いなほっこり(仮称)」(以下「いなほっこり」)の基肥窒素量は4キログラム/10アール、追肥窒素量は2キログラム/10アールとする。

基肥窒素量と倒伏、外観品質の関係のグラフ画像
基肥窒素量と倒伏、外観品質の関係

追肥窒素量と収量、食味評価の関係のグラフ画像
追肥窒素量と収量、食味評価の関係

コンニャク培土同時複合作業機の開発

群馬県農業技術センター 機械施設係(連絡先 電話: 0270-62-1021)

乗用でコンニャクの培土と同時に肥料散布、薬剤散布、間作麦播種ができる培土同時複合作業機を開発した。本作業機を導入することで、人力や歩行型機械による慣行作業と比べて延べ作業時間を約7割低減できる。

コンニャク培土同時複合作業機写真
コンニャク培土同時複合作業機

ウメ新品種「ひなた丸(仮称)」の特性

群馬県農業技術センタ- 果樹係(連絡先 電話:0270-61-0066)

ウメ新品種「ひなた丸(仮称)」は、本県の主要品種「白加賀」と交雑和合性を持ち開花期が一致するため、「白加賀」の受粉樹に適する。また、果実は中粒で核は小さく、自家結実性を有し多収な品種である。

ひなた丸(仮称)の画像

水稲奨励(認定)品種「いなほっこり(仮称)」の特性

群馬県農業技術センタ- 東部地域研究センタ-(連絡先 電話:0276-72-0355)、稲麦研究センタ-(連絡先 電話:027-269-4171)

「いなほっこり(仮称)」(以下「いなほっこり」)は、イネ縞葉枯病抵抗性を有し、熟期は、「朝の光」並の新奨励(認定)品種である。「朝の光」と比較して、収量性は同程度~やや多収で、食味は優れ、高温登熟時の外観品質は優れる。

いなほっこり(仮称)の画像
高温登熟時の外観品質

緑色蛍光シルク繭を作る遺伝子組換えカイコ「GFPぐんま200」の養蚕農家における飼育管理手法

群馬県蚕糸技術センター 蚕糸研究係(連絡先 電話:027-251-5142)

遺伝子組換えカイコを養蚕農家で飼育するため蓄積してきた飼育試験の調査結果を基に、カルタヘナ法第一種使用規程の大臣承認が得られた。これにより、緑色蛍光シルク繭を作る遺伝子組換えカイコの養蚕農家での飼育が実現した。

アユ冷水病のまん延防止対策

群馬県水産試験場 水産環境係(連絡先 電話:027-231-2803)

アユ冷水病の伝播経路を解明するため、神流川においてアユを含めた河川生息魚等を3か年にわたり採取して保菌状況を調査した。その結果、神流川で再生産しているアユと、他の地域(水域)から釣り人等により持ち込まれているおとりアユが感染源として推定された。

耳石温度標識によるハコスチの偽装対策技術

群馬県水産試験場 川場養魚センター(連絡先 電話:0278-52-2007)

ブランド保護の観点からハコスチの偽装対策として耳石温度標識が応用できるか検討した。その結果、取り出した耳石に光学顕微鏡を用いて標識となるリングが確認され、偽装対策としても温度標識が利用できることが明らかになった。

低魚粉飼料の経済的有効性評価

群馬県水産試験場 川場養魚センター(連絡先 電話:0278-52-2007)

養魚用飼料の主原料である魚粉の価格高騰により、魚粉の代替え原料を用いた低魚粉飼料が開発されている。低魚粉飼料について関係各県で連絡試験を行ったところ、低魚粉飼料の経済的な有効性が認められた。

卵胞刺激ホルモン1回投与による過剰排卵誘起法

群馬県畜産試験場 酪農係(連絡先 電話:027-288-2222)

卵胞刺激ホルモン(FSH)徐放製剤によるFSH 1回投与法は従来の漸減投与法と同程度の成績であり、黒毛和種の採卵成績を低下させることなく注射回数を大幅に削減(6回削減)できる。

黒毛和種肥育牛におけるゲノミック評価を活用した枝肉成績の予測

群馬県畜産試験場 肉牛係(連絡先 電話:027-288-2222)

子牛の育成段階におけるゲノミック評価値と肥育後の脂肪交雑及び枝肉重量等の枝肉成績に相関関係が認められ、早期に枝肉成績を予測することが可能である。

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