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平成26年度第1回群馬県農政審議会
更新日:2014年8月5日
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1.開催日時
平成26年7月2日(水曜日)14時~16時
2.場所
群馬県庁 29階 第1特別会議室
3.議題
- 群馬県の農業・農村について
- ぐんま農業はばたけプラン 年度別計画(平成26年度)
4.委員からの主な意見
(1)食育・食農教育について
- 食育はとても大切なことであり、特に学校教育の中で食農教育を徹底する必要があるのではないか。必須科目にするくらいにして、将来の生産者になってもらうという、長期的なプランをやっていただきたい。
- 子どもが種まきから収穫までを体験すると、農家の苦労を感じたり、好き嫌いを改善するなど、自分たちの食を見直してくれる。新潟県のように教育ファームのようなものを作ってもらい、農作業体験を子どもたちにしてもらいたい。
(2)地産地消について
- 地産地消を進めるためには、学校給食での県産農畜産物利用率を上げる必要がある。そのためには消費する人、調理する人、生産者、学校関係者等が集まって、食材に関する研修などを季節ごとに行う必要があると思う。
- 各市町村単位で地産地消を進めようとしても、品目が限られるなどの制約がある場合がある。県全体で給食の地産地消に取り組んでほしい。
- 農作業や野菜の旬などを知らない人が大多数であると、地産地消推進は難しいのではないか。地産地消を進めるには、もっと農業の実際を発信する必要がある。
(3)担い手対策について
- 「ぐんまフロントランナー養成塾」など、新規就農者向けの事業があるにも関わらず、必要としている人へ情報が伝わっていない。生産者を通して事業等のPRを図るなどしてほしい。
- 就農する際に、研修義務や農地面積の規制など決めごとが難点。それらを緩めてもらえば、より就農しやすくなるのではないか。
- 全県統一で農地が5反以上ないと農家と認められないのはいかがなものか。作る作物によっては、1反でも農業は可能ではないか。
- 「農地中間管理機構」がしっかり機能し、担い手に農地が集積すれば、コストダウンや産地化等が進むと思われる。
(4)県産農畜産物のPR等について
- 県民の方が県産農畜産物の魅力を知り、楽しみながら食べてもらうことが必要なのではないか。
- 富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産に登録され、群馬が盛り上がっているこの数年が、県産農畜産物をPRするチャンスだと思う。
- 上州地鶏やギンヒカリなど、県で開発したものを県民の方はあまり知らない。広報活動をもっとする必要があるのではないか。
- 県内のスーパーなどが、県産のものをわざわざ築地市場から仕入れているという実態がある。生産者と小売業者が直接取引できるような仕組みを作ってほしい。
- 農畜産物のブランド化を進め、世界に誇れる県産品を作れる営農技術の向上等をお願いしたい。
- ブランド化された農畜産物については、県にもしっかりと力を入れてもらい、将来にわたって伸ばしてもらいたい。
(5)農業政策について
- 農業分野には、攻めと守りのバランスのとれた政策が求められていると思う。県当局においては、慎重できめ細やかな取り組みをお願いしたい。