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農業経営基盤の強化の促進に関する基本方針(令和5年6月改訂)
更新日:2023年6月30日
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農業経営基盤の強化の促進に関する基本方針(PDF:980KB)
2 概要
(1)策定のねらい
- 農業の果たしている重要な役割、農業をとりまく情勢の変容等を踏まえ、将来にわたって本県農業の健全な発展を図っていくためには、「効率的かつ安定的な農業経営」を確保・育成していくことが緊急かつ重要な課題となっている。
- このため、育成すべき「効率的かつ安定的な農業経営」の目標を明確化するとともに、農業経営の改善を図ろうとする農業者に対する支援措置等についてその基本的な指針を定めるものとする。
- また、将来において「効率的かつ安定的な農業経営」の担い手に発展するような青年等の就農を促進するため、青年等が目標とすべき農業経営の指標を明確化するとともに、新たに農業経営を営もうとする青年等の確保・育成をするための支援措置等についてその基本的な指針を定めるものとする。
(2)目標年次
・本基本方針の目標年次は、令和12年とする。
(3)農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な方向
- 他産業従事者並みの年間労働時間で、他産業従事者並みの所得水準を確保できる「効率的かつ安定的な農業経営」を確保・育成する。
- 「効率的かつ安定的な農業経営」が本県農業の相当部分を担う農業構造を確立する。
(4)「効率的かつ安定的な農業経営」の目標
- 主たる農業従事者の年間労働時間の目標:1,750~2,000時間程度
- 主たる農業従事者1人当たりの年間農業所得の目標:おおむね500万円
- 1経営体当たりの年間農業所得の目標:おおむね750万円
(5)「新たに農業経営を営もうとする青年等」の目標
- 主たる農業従事者の年間労働時間の目標:1,750~2,000時間程度
- 主たる農業従事者1人当たりの年間農業所得の目標:おおむね250万円
- 1経営体当たりの年間農業所得の目標:おおむね350万円
(6)「効率的かつ安定的な農業経営」の基本的指標
- 各地域で展開している優れた経営と地域の特徴等を踏まえ、(4)の目標の達成を可能とする農業経営の指標として経営類型を例示する。
- 経営類型総数:51(個別経営49、組織経営2)
(7)「新たに農業経営を営もうとする青年等」が目標とすべき基本的指標
- 各地域で展開している優れた経営と地域の特徴等を踏まえ、(5)の目標の達成を可能とする農業経営の指標として経営類型を例示する。
- 経営類型総数:21(個別経営21)
(8)「効率的かつ安定的な農業経営」を営む者に対する農用地の利用の集積に関する目標
- 「効率的かつ安定的な農業経営」が地域の農用地の利用に占める面積割合の目標:66%程度
- より効率的な営農を可能にするため、連坦化による面的なまとまりを持つ集積を促進する。
3 令和5年6月の見直しについて
(1)見直しの経緯
・令和5年4月1日に、農業経営基盤強化促進法の一部改正法が施行されたことに伴う見直し
(2)見直しの概要
- 法改正に基づく語句修正(人・農地プラン→地域計画)
- 法改正に基づく語句追記(農業を担う者)
- 利用権設定等促進事業に関する事項の削除
- その他、法改正や情勢等の変化に対応した見直し
※今回は、法改正による軽微な見直しとなるので、数値目標等については修正しません。