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スマートフォン決済を利用する際の注意点
更新日:2021年2月12日
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スマートフォン(以下「スマホ」という。)の普及に伴い、スマホ決済がキャッシュレス決済の手段として利用できるようになり、その後もスマホ決済のサービスは次々と登場し、利用者も増加しています。
一方で、アカウントに不正アクセスされたことにより、第三者のなりすましによるサービスの不正利用も確認されています。
利用する際には、スマホ決済のことをよく知ってから利用するようにしましょう。
スマホ決済の仕組み
スマホ決済とはスマホアプリにクレジットカード情報などをあらかじめ登録し、お店などで現金を使わずにスマホで支払うサービスです。
タッチ決済
ICチップが組み込まれたスマホを使った決済サービス。
SuicaやQUICPayなどを登録し、お店ではスマホを読み取り機にタッチするだけで支払える。
※スマホの機種によっては、このサービスには対応していないものもある。
QRコード決済
二次元バーコードやQRコードを読み取り、アプリにひもづけしたクレジットカード等で決済を行うサービス。
お店での支払のほか、個人間の送金機能にも対応しているものもある。
トラブル事例
- スマホを紛失してしまい、入金してあった残高が勝手に使われてしまった。
- スマホが故障して決済アプリを入れ直したが、使えなくなってしまった。
- 店頭で残高から引き落とされ、その後商品を返品したが返金されない。
- スマホに表示されたQRコードの画面が盗撮されて不正利用されてしまった。
- 運営会社をかたったSMSが送られてきて、メールに記載されたURLから本物そっくりなフィッシングサイトや不正サイトに誘導されて、クレジットカード情報や個人情報を盗まれてしまった。
- クレジットカード情報が他人のスマホに登録され、不正に利用されてしまった。
安全に使用するための注意点
- スマホで決済した金額はその場で必ず確認し、支払い完了時のメールやレシート、利用履歴は必ず残しておく。
- 第三者に悪用されないように、ロック機能やアプリのパスワードを設定したり、スマホを他人に触らせないなど、スマホの自己管理を徹底する。
- 他人にスマホ画面を見られないように注意する。
- メールに記載されたURLには絶対にアクセスしない。分からないことがあったり不審に思ったら使用しているアプリや公式ホームページで調べる。
- スマホの紛失時に備えて、利用停止方法等も事前に確認しておく。
- 回線が止まっていても、決済アプリの多くは利用できるため。紛失に気づいたら、すぐにアプリの運営会社や、アプリに登録したクレジットカード会社等に連絡する。
- 決済アプリなどを経由したクレジットカードの不正利用はクレジット会社の補償対象外となるケースもあるため、カード管理を徹底する。
- 中古スマホとして売却する場合には、テータが残らないように、初期化やクレジットカード情報を削除する。
- 機種変更する際のアカウントの引き継ぎ方法等について、アプリのヘルプなどから事前に確認しておく。
- スマホ決済はスマホに関する十分な知識がないと適切に利用することが難しく、場合によってはトラブルになることもあるため、自信のない人は使わないということを検討する必要がある。