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エシカル消費~未来を変えるのは、日々の消費です~
「エシカル消費」とは
「エシカル(ethical)」とは「倫理的な」という意味です。
「消費」という行動は、食べることや使うこと、買物など、私たちの毎日の生活そのものです。
「エシカル消費」は消費者基本計画では「地域の活性化や雇用なども含む、人や社会、環境に配慮した消費行動」と定義されています。
これは消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うことです。
なぜ「エシカル消費」が必要なのか?
私たちが住む地球は、地球温暖化による気候変動により、生活環境が大きく変化しつつあります。また、先進国と開発途上国の格差が拡大し、飢餓や貧困が世界中に広がっています。
- 地球温暖化
- 海洋プラスチック問題
- 食品ロスの増加
- 開発途上国の貧困、児童労働
世界中の様々な商品・サービスを入手し、消費できるようになった今日では、消費者にたどり着くまでの生産過程や消費後の廃棄過程の「つながり」が見えにくくなっています。このことから、物のライフサイクルを通じた社会や環境に対する負担や影響を意識しないまま大量消費が行われています。
消費と生産の裏側を知り、ライフサイクルの「つながり」を意識しながら、人や社会、環境に配慮した「エシカル消費」行動をすることは、SDGs(※注)の目標の達成に向けた大きな一歩になります。課題の解決には、消費者一人一人の行動が不可欠であり有効です。
(※注)2015年に国連で採択された持続可能でより良い世界を目指す国際目標
「エシカル消費」の一例
- エコ商品を選ぶ
- 使ったものはリサイクルする
- フェアトレード商品を買う
- 認証ラベルのある商品を選ぶ
- 地元産の食材を食べる
- 料理を作りすぎない、残さない
- 被災地特産品を買う
- 障がい者支援につながる商品を選ぶ など
「エシカル消費」に決まったやり方はありません。自分にとって大事にしたいことを自分にできる方法で行動してみましょう。
関連情報
- 「エシカル消費普及・啓発活動」(消費者庁)<外部リンク>