本文
人とペットの災害対策
国内では、毎年のように地震・風水害等の自然災害が発生しています。
こうした災害は、いつ、どこで、どのような規模で発生するかわかりません。
そのため、平成23年に発生した東日本大震災や令和元年に発生した東日本台風(台風19号)をはじめ、これまで発生した大規模災害は大きな被害をもたらしました。その中で、人命にかかるものはもとより、ペットに関するトラブルも数多く発生しています。
群馬県内では、約11万6千頭の犬が登録されており(令和元年度)、ペットフード協会が示した資料から、猫も同程度の頭数が飼育されていると推計されます。
人とペットがともに災害を乗り越えられるよう、日頃から災害に十分に備え、災害発生時には計画的な行動がとれるようにしましょう。
飼い主が日頃から備えるべきこと
公助(公的機関からの支援)には時間を要するため、災害発生時の対応の基本は自助(自身で対応すること)になります。
災害時に計画的に行動できるよう、ペット飼育者の方は以下のポイントを中心に備えましょう。
家庭の災害対策
家財の転倒防止対策、出入り口やペットの飼育場所の安全を考えた配置 など
ペットと一緒に避難する(同行避難)ための準備
1 被災した時の一時預かり等の協力体制の確保
親族・親戚・友人等に災害時の一時預かりなどを相談するなど、協力体制の確保
2 避難所で生活をする上で必要なしつけや健康管理
犬:ケージに慣れさせる、人に慣れさせる、まて・おすわりなどの行動制御、トイレのしつけ など
猫:ケージに慣れさせる、人に慣れさせる、トイレのしつけ、屋内で飼育する など
健康管理:定期的なワクチン接種、ノミ・ダニの駆除、不妊去勢手術 など
3 離れていても安心できるよう飼い主情報やペット情報の明示
ケージにつける飼い主情報、ペットの身に着ける迷子札、マイクロチップの装着 など
4 必要物資の備蓄
- 優先順位1
キャリーケージ、フード等、排泄物処理用品、清掃用品、その他リードなど必要なもの ※目安は5~7日分 - 優先順位2
健康管理情報(ワクチン等接種歴、病院での過去の検査結果等資料)
ペットの写真等の情報、関係者の緊急連絡先 - 優先順位3
タオル、ブラシ、ビニール袋、おもちゃ、洗濯ネット(猫)、ガムテープ、マジックペン など
5 ペット受け入れ可能な避難所の把握
最寄りの避難場所、自宅から避難所までのルートの確認
災害関連情報
ガイドライン
群馬県における人とペットの災害対策ガイドライン(飼い主編)※令和4年3月作成(PDF:3MB)
群馬県における人とペットの災害対策ガイドライン(市町村編)(PDF:448KB)
パンフレット等
その他(関連リンク)
ペットの災害対策(環境省ホームページ)<外部リンク>