ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 総務部 > 危機管理課 > 全国瞬時警報システム(Jアラート)に係る情報伝達について

本文

全国瞬時警報システム(Jアラート)に係る情報伝達について

更新日:2019年1月29日 印刷ページ表示

1 全国瞬時警報システム(Jアラート)とは

弾道ミサイル情報、緊急地震速報、噴火警報など、対処に時間的余裕のない緊急情報を、国から住民まで瞬時(数秒以内)に伝達するシステムです。国(内閣官房・気象庁から消防庁を経由)から緊急情報を送信すると、人の手を介することなく、また休日夜間にかかわらず、市町村の防災行政無線や登録制メールなどを自動起動し、住民に危険をお知らせします。

Jアラート概要図イメージ画像

Jアラートの概要を説明します

(1)Jアラートによる緊急情報

国から発せられた11の緊急情報は、市町村の意思やその位置にかかわらず、システムの自動起動が行われます。

自動起動する11の緊急情報

  1. 弾道ミサイル情報
  2. 航空攻撃情報
  3. ゲリラ・特殊部隊攻撃情報
  4. 大規模テロ情報
  5. その他の国民保護情報
  6. 緊急地震速報
  7. 大津波警報
  8. 津波警報
  9. 噴火警報(居住地域)
  10. 噴火速報
  11. 気象等の特別警報

その他、気象情報など14の情報が国から発せられており、市町村が区域内の事情を鑑み、自動起動の設定を選択しています。例えば「気象注意報の解除」情報に対し、市町村が緊急性なしと判断すれば、自動起動の設定を選択しないことができます。緊急性がない場合でも、市町村の意思で情報伝達することがあります。

※群馬県内すべての市町村で全国瞬時警報システム(Jアラート)は整備されています。

(2)Jアラートによる情報伝達

国からの緊急情報は関東と関西の2箇所から発信され、人工衛星と地上回線など複数の経路を利用して市町村に届きます。市町村では次の手段のうち1つ以上を利用して住民に伝達します。伝達手段は、お住まいの市町村によって異なります。

伝達手段の例

  • 同報系防災行政無線(屋外スピーカー)
  • 同報系防災行政無線(戸別受信機)
  • その他の無線(屋外スピーカー)
  • その他の無線(戸別受信機)
  • 移動系無線、有線(屋外スピーカー)
  • コミュニティFM放送
  • CATV放送
  • 音声告知端末(FM防災ラジオ、IP告知端末等)
  • 登録制メール
  • 緊急速報メール
  • ホームページ
  • Facebook
  • Twitter
  • Fax
  • デジタルサイネージ(電子看板、電光掲示板)
  • 館内・校内放送、
  • その他(エリアワンセグなど)

Jアラートは市町村だけではなく、携帯電話会社も加わっており、自動起動する11の緊急情報についてはエリアメール・緊急速報メールとして配信されます。

※1緊急地震速報のメッセージ例「緊急地震速報。大地震(おおじしん)です。大地震です。」

※2(平成30年1月31日追記)これまでエリアメール・緊急速報メールが受信できなかった携帯大手事業者以外の事業者(MVNO)が扱う一部携帯電話、スマートフォンについて、今後は順次受信可能になることが見込まれます。詳細については以下のファイルでご確認ください。

2 北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合

 北朝鮮は、過去に例を見ない頻度で弾道ミサイルを発射し(※注1)、平成29年8月29日及び平成29年9月15日には、予告することなく発射した弾道ミサイルが、日本の上空を通過する事案も起こっています。
 北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する場合、弾道ミサイルは極めて短時間で日本に飛来することが予想されます(※注2)。仮に、北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合には、政府として、24時間いつでも全国瞬時警報システム(Jアラート)を使用し、緊急情報を伝達します。
 Jアラートを使用すると、市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカー等から警報が流れるほか、携帯電話にエリアメール・緊急速報メールが配信されます(※注3)。なお、Jアラートによる情報伝達は、国民保護に係る警報のサイレン音を使用し、弾道ミサイルに注意が必要な地域の方に、幅広く行います。

(※注1)平成28年版防衛白書参照
(※注2)平成28年2月7日に、北朝鮮西岸の東倉里(トンチャンリ)付近から発射されたミサイルは約10分後に、発射場所から約1,600km離れた沖縄県先島諸島上空を通過しています。(平成28年版防衛白書参照)なお、ミサイルの種類や発射の方法、発射場所等により日本へ飛来するまでの時間は異なります。
(※注3)「全国瞬時警報システム(Jアラート)の概要​」(消防庁)<外部リンク>参照

Jアラートによる情報伝達

弾道ミサイルが日本に飛来する可能性があると判断した場合

 まず、弾道ミサイルが発射された旨の情報を伝達し、避難を呼びかけます。屋外にいる場合は、近くの建物(コンクリート造り等頑丈な建物が望ましいですが、頑丈な建物がなければ、それ以外の建物でも構いません)の中、又は地下(地下街や地下駅舎などの地下施設)に避難して下さい。
 屋内にいる場合は、すぐに避難できるところに頑丈な建物や地下があれば直ちにそちらに避難して下さい。それができなければ、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動して下さい。
 「ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、又は地下に避難して下さい。」

弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性があると判断した場合

 直ちに避難することを呼びかけます。屋外にいる場合には、直ちに近くの建物の中、又は地下に避難してください。また、近くに適当な建物等がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守って下さい。なお、屋内にいる場合には、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動して下さい。
 「直ちに避難。直ちに避難。直ちに建物の中、又は地下に避難して下さい。ミサイルが、○時○分頃、○○県周辺に落下するものとみられます。直ちに避難して下さい。」

弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下したと推定された場合

落下場所等についてお知らせします。続報を伝達しますので、引き続き屋内に避難していて下さい。
「ミサイル落下。ミサイル落下。ミサイルが、○時○分頃、○○県○○市周辺に落下したものとみられます。続報を伝達しますので、引き続き屋内に避難して下さい。」

日本の上空を通過した場合、日本まで飛来せずに領海外の海域に落下した場合

この旨を続報としてお知らせします。

1)日本の上空を通過した場合

 「ミサイル通過。ミサイル通過。先程のミサイルは、○時○分頃、○○へ通過したものとみられます。不審なものを発見した場合には、決して近寄らず、直ちに警察や消防などに連絡して下さい。」

2)領海外の海域に落下した場合

 「先程のミサイルは、○時○分頃、○○海に落下したものとみられます。不審なものを発見した場合には、決して近寄らず、直ちに警察や消防などに連絡して下さい。」

注意

  1. 状況に応じてメッセージを送信するため、すべて送信するとは限りません。また、状況に応じてメッセージを変更する可能性があります。
  2. 日本の領土・領海に落下する可能性または領土・領海を通過する可能性がないと判断した場合は、Jアラートは使用しません。

Jアラートによる情報伝達のイメージ図画像