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住宅用火災警報器を設置しましょう。
住宅火災による死者の多くは、「逃げ遅れ」によるものです。
火災の早期発見や安全で早い避難は、大切な命を守るためにとても重要なことです。
群馬県では、平成20年6月1日からすべての住宅に「住宅用火災警報器」の設置が義務付けられました。
なぜ住宅用火災警報器の設置が必要なのでしょうか。
住宅火災における死者の発生状況の特徴について知ると、住宅用火災警報器の設置が必要なのかがわかるかと思います。
群馬県内における建物火災(住宅火災)について
はじめに、群馬県内における「建物火災」とその一部である「住宅火災」の推移です。
建物火災の内訳である「住宅火災」は、建物火災の約半数を占めるものです。
住宅火災による死者数
次に、住宅火災による死者数を表したグラフです。
各年の死者数の約3分の2が、住宅火災によるものです。
過去5年間の経過別死者数
次に、過去5年間の住宅火災における経過別死者数を表したグラフです。
住宅火災による死者の半分が「逃げ遅れ」によるものです。
火災は、人が起きている時間帯に多く発生しますが、火災による死者は就寝時間帯に多くなっています。
住宅火災における死者の年齢区分割合
高齢者(65歳以上)の方の割合が高くなっているのがわかるかと思います。
高齢者の割合
下のグラフは、住宅火災における高齢者の割合です。
高齢者が占める割合は6割以上と高い数値を示しています。
時間帯別死者発生状況
次のグラフは時間帯別死者発生状況を表したものです。
グラフを見てわかるとおり、就寝時間帯での死者の発生率が高いことがわかると思います。
まとめ
就寝中や体の衰えなどで、火災から素早く逃げる事ができない方もいると思います。
そのような人たちを火災の被害から守るために「住宅用火災警報器」の設置が重要となってきます。
また、火災につながる煙や熱を「住宅用火災警報器」が感知して、いち早く逃げる事ができるほか、早く気がついたことによって火災に至らなかったケースもあります。
大切な命を守るため「住宅用火災警報器」を設置しましょう。
その他
総務省消防庁では、住宅防火に関する内容について専用サイトを設けています。
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